ホーチミン市10区のザックゴ寺(Chua Giac Ngo)で21日、仏教基金が主催する障がい者カップル50組の集団結婚式が執り行われた。
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結婚式には、100を超える応募の中から選ばれた、重度の障害を持ち経済的に困窮した状況にあるカップルが同市やメコンデルタ地方カントー市、同ロンアン省、同ティエンザン省、東南部地方ドンナイ省、同ビンズオン省などから出席した。50組100人のうち、59人に運動障害、20人に視覚障害、2人に視覚聴覚障害があり、19人は経済的に困難な人だった。
結婚式では新郎新婦に無料で招待客用の円卓や記念撮影、衣装が用意されたほか、交通費が補助され、結婚指輪と当面の生活費として現金1000万VND(約4万9000円)が贈与された。集合写真の撮影後はシクロで市内をパレードし、境内で婚礼の儀を行い、参列者500人と披露宴で喜びを分かち合った。
参加したカップルには50歳を超える新郎新婦や、生まれて初めてアオザイを着て「自分がアオザイを着てブーケを手にする日が来るとは考えたこともありませんでした」と感極まる新婦の姿もあった。
今回初めてザックゴ寺で執り行われた集団結婚式は、ベトナムで最も多くの障がい者カップルの婚礼の儀を行った寺として、ベトナムギネスに認定された。同寺は敷地の都合で一度の集団結婚式に受け入れ可能なカップルは最大50組だが、今後は年に2回開催することで年間100組の障がい者カップルの集団結婚式を執り行う計画だ。