「飲んだら乗るな」新法律施行で配車アプリの需要急増

2020/01/16 06:50 JST配信

 酒量にかかわらず飲酒運転を一切禁止とするアルコール被害防止法が2020年1月1日に施行されたことを背景に、配車アプリをプラットフォームとする輸送サービスの需要が高まっている。

(C) vnexpress
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 新規定では、血液中または呼気中にアルコール濃度がある状態での交通手段の運転を禁止している。発覚すれば高額な罰金が科されるため、酒を飲んだ際の帰宅手段として配車アプリを利用する人が急増している。

 運転手らによると、夜間の輸送回数は1か月前と比べ+10~30%増加している。ホーチミン市でグラブバイク(Grab Bike)の運転手をしている男性は、「夜間は交通量が少なく移動もしやすいし、需要も増加しているため、一晩で40万~60万VND(約1930~2900円)を稼ぐことができる」と語った。

 こうした中、運転手は客引きのため、夜になるとレストランや居酒屋の周辺で待機するようになっている。これに関連しグラブ(Grab)の責任者は、レストランや居酒屋などの飲食店と提携し、飲酒した客を自宅まで送り届けるサービスを早期に発表すると明らかにした。

 なお、プレゼントとして従来型タクシーサービスのギフト券を取引先などに贈呈する企業も増えている。ホーチミン市の某タクシー会社によると、従来型タクシーサービスのギフト券の注文が殺到しており、需要は通常の2倍に増加しているという。

[VnExpress 02:06 15/1/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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