英アストラゼネカ製ワクチンの接種間隔短縮、自治体が個別で判断

2021/09/22 05:53 JST配信

 ホーチミン市と南部メコンデルタ地方ロンアン省の保健局が、地域住民のワクチン接種率を早期に引き上げるべく、英アストラゼネカ(AstraZeneca)製の新型コロナウイルスワクチンの接種間隔を短縮するよう提案したことについて、保健省は各自治体の判断に任せる方針を示した。

イメージ写真
イメージ写真

 保健省は現在、アストラゼネカ製ワクチンの接種について、最大の効果を得るために1回目の接種後、8週間~12週間の間隔をおいて2回目の接種をするようにガイダンスしている。これは世界保健機関(WHO)が推奨している接種間隔に合わせたもの。

 米ファイザー(Pfizer)製ワクチンとの交差接種(2回目でファイザー製ワクチンを使用)についても、8週間~12週間の間隔をおいて2回目の接種をすることになっている。

 ただし、アストラゼネカは、ワクチンの接種間隔を通常4週間~12週間としており、最短の場合は4週間後に2回目の接種を受けることが可能ということになる。

 今回の提案を受けた保健省は、自治体に対し、可能な限りガイダンスに従い(8~12週間の間隔)接種を手配するよう求めつつも、省・市レベルの人民委員会に、管轄地域の感染状況を踏まえた上で、それぞれの自己判断で接種間隔を短縮することを許可した。接種間隔を短縮する場合、各保健局は接種スケジュールを調整し、住民に情報周知を行わなければならない。

 なお、アストラゼネカ製ワクチンの発症予防効果は、12週間後に2回目の接種を受けた場合、80%に達するとされている。

[Tuoi Tre 19:18 20/09/2021 / VTV 06:22 21/09/2021 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市保健局は、英アストラゼネカ(AstraZeneca)製の新型コロナウイルスワクチンの接種間隔の短縮に...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、英アストラゼネカ(AstraZeneca)製の新型コロナウイルスワクチンの...
 ホーチミン市保健局はこのほど、保健省傘下の中央衛生疫学研究所に対し、9月20日から10月31日までの同...

新着ニュース一覧

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】は
 文化スポーツ観光省は、「フエのブンボー(ブンボーフエ)に関する民俗知識」を国家無形文化遺産として登...
 あるタトゥーアーティストが最近、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿した画像が大き...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホアン・スアン・チエン国防次官は9日、9月2日の8月革命80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)と建国80...
 「ベトナムとの公正なエネルギー移行パートナーシップ(JETP)」事務局と国際パートナーグループ(IPG)、...
 財政省傘下統計局(NSO)によると、7月1日付けで全国63省・市から34省・市に再編された新たな行政区ベー...
 サッカーベトナム1部Vリーグ1のハノイFCは10日、手倉森誠監督(57歳)との契約更新を発表した。契約期間...
 ホーチミン市は、3省・市の合併により人口が990万人から1370万人に増加した。一方で、病院数は134か所...
 韓国ロッテグループのロッテショッピング(Lotte Shopping)は今後、ベトナムにショッピングモールを2~3...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、7月24日(木)のベトナム時間14時00分から15時30分まで(日本時間16時00分...
 財政省傘下統計局(NSO)はこのほど、2025年1~6月期の国内総生産(GDP)成長率が+7.52%だったことを踏ま...
 ホーチミン市保健局は、旧ホーチミン市内の病院・医療センター124か所を評価した2024年版の結果を公表...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ホーチミン市のサイゴンハイテクパーク(SHTP)管理委員会はこのほど、CMC技術
 ベトナム・ロシア熱帯センターが発表した最新の研究によると、過去20年間で南中部地方カインホア省のニ...
トップページに戻る