トラブル続きの光海底ケーブル、バックアップ体制が不十分

2023/02/13 16:36 JST配信

 2022年末からの約1か月間に、ベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブルで相次いで切断事故が発生した。現時点では5本のケーブルのうち4本が修理中で、うち2本が3月から4月初旬にかけて復旧する見通しだ。

(C) zingnews
(C) zingnews

 ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)傘下のベトテルネットワーク総公社(ベトテルネットワークス=Viettel Networks)によると、切断事故は船のアンカーにひっかけられて起きる場合が多く、ベトナムでは毎年10回程度発生し、復旧までに約1か月を要するため、通常同時に稼働しているのは3本のケーブルに留まるという。

 ベトテルネットワークスの代表は事故の原因について、ベトナム近海の水深が浅いことや航海する船舶が多いこと、ケーブル敷設海域での停泊を禁止しても制裁の枠組みが脆弱なことなどを挙げた。また、国内のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)のバックアップ体制が十分でないことも指摘した。

 ベトナムのインターネットユーザーは約7200万人で、5本のケーブルを利用しており、年内に新たな2本の運用を開始する予定だ。ただ、マレーシアはユーザー2530万人に対しケーブル22本、タイは3650万人に対し10本と比べると、ベトナムは見劣りする。

 なお、ベトナム情報通信省は9日、国内の通信各社と会合の席を設け、通信各社に対し、データ通信容量の共有などで協力するよう要請し、各社はこれに同意した。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)によると、ベトナムと海...
 整備中の光海底ケーブル「SJC2(Southeast Asia-Japan Cable 2)」と「アジア・ダイレクト・ケーブル(Asi...
 トラブルが同時発生している光海底ケーブル4本のうち、「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」と...
 インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)が1月30日午後に発表したところによると、アジア各国を結...

新着ニュース一覧

 南中部地方ダナン市のホイアン旧市街で多くの店が閉まった後も、チャンフー(Tran Phu)通り、ファンチュ...
 ベトナム系フランス人女性チャン・トー・ガーさんが、ベトナム戦争時に米軍が使用した「エージェント・...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 北部紅河デルタ地方ニンビン省で26日、第2バックマイ病院が開院した。グエン・バン・タン副首相は、同...
 南中部地方ザライ省ホアホイ村(旧ビンディン省フーカット郡)にあるホイバン温泉(Suoi nuoc nong Hoi Va...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 北部紅河デルタ地方フンイエン省人民委員会はこのほど、同省チャウニン村のコアイチャウゴルフ場・エコ...
 ベトナム人民軍の第5軍区参謀部は25日、南中部地方ダナン市で「無人機大隊」の設立に関する発表式を開...
 米国ナスダック証券取引所に上場する人工知能(AI)搭載ロボットメーカーであるAMCロボティクス(AMC Robo...
 ベトナムのIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、エンタープラ
 フィリピンのカラバルソン地方カビテ州ノベレタの警察はこのほど、不動産開発を中核とするベトナムの民...
 「かっぱ寿司」などの飲食店の経営を手掛けるカッパ・クリエイト株式会社(神奈川県横浜市)は、ベトナム...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 英国系スタンダード・チャータード銀行(Standard Chartered Bank)の最新レポートによると、2026年1~6...
 ベトナムで7月1日から、航空機内におけるモバイルバッテリーの輸送安全に関する新たな規定が適用される...
トップページに戻る