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鉄道当局はハノイ市のバーディン区とホアンキエム区の人民委員会と、南北統一鉄道が通過する両区傘下街区の人民委員会宛てに公文書を送付し、線路脇を占有する「線路カフェ街」を取り締まる抜本的な対策を実施するよう要請した。
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鉄道当局は地元当局に対し、該当エリアに検問所・パトロール隊を配置して、線路脇の占有および立ち入り行為を厳格に処分するよう求めた。
この「線路沿いカフェ街」は、全長数百mにおよぶ線路脇で営業されている。この区間ではレール幅1mの線路が住宅街を通っているが、100年以上前に整備されて以来、現在も柵がなく線路から住宅までの距離も1m程と非常に近い。現行規定では、線路から左右5m以内は鉄道制限区域とされており、このエリアでの営業活動は一切禁止されている。
「線路沿いカフェ街」では、2017年末ごろからカフェがオープンし、コーヒーを飲みながら列車が走る光景を間近で眺めることができるとして、国内外の観光客の間で人気を集めており、今や線路沿いにカフェが軒を連ねて昼夜を問わず観光客で賑わう観光地となっている。
市当局はこれまでに、線路脇のカフェに罰金を科し、バリケードを設置するなどして、線路脇の占有・立ち入りに対する取り締まりを実施してきたが、効果は薄く、観光客が写真や動画撮影のためにバリケード内に侵入して列車の写真を撮るという状況が続いている。