- ハノイは世界最悪の大気汚染都市
- 危険レベルが3日続いたら休校検討
- 敏感な人は全ての屋外活動避けるべき
ベトナム保健省は、大気汚染の程度を示す指標である大気質指数(AQI)が3日連続で危険レベルとなった場合、幼稚園と小学校の休園・休校措置を検討するよう推奨している。これは、保健省医療環境管理局が7日付けで発出した「大気汚染による健康被害の予防」に関する文書に記載された内容だ。
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ハノイ市やホーチミン市では、このところ濃いスモッグが連日空を覆っており、特にハノイ市は世界最悪の大気汚染都市の一つとなっている。
AQIは大気汚染の程度と健康リスクを指数化したもので、色・指数・健康リスクを次の6段階に分けている。◇緑(0~50):良い、◇黄(51~100):並、◇橙(101~150):敏感なグループにとっては健康に良くない、◇赤(151~200):健康に良くない、◇紫(201~300):極めて健康に良くない、◇栗色(301~500):危険。
最悪レベルの栗色が3日連続で続いた場合、保健省は幼稚園と小学校の休園・休校を検討するよう推奨している。同省は、「通園・通学が必要なら、屋外での活動を避けて、屋内での活動に切り替えるまたは学習時間を調整する必要がある」としている。
AQIでは指数が100を超過すると、敏感なグループにとって健康に影響が生じるレベルとされる。保健省は敏感な人々に対して、全ての屋外活動を避けて、屋内での活動に切り替えるよう推奨。ドアや窓を閉めて、汚染物質との接触を極力避けて健康状態を監視し、呼吸困難や咳、発熱などの症状が現れたら、すぐに最寄りの医療機関を受診するよう推奨している。