「まるでゲームのようでもあり、とんでもない挑戦でもありました」と、宇宙センターでの研修から戻ったグエン・ティ・フオン・ザンさんは語った。
(C)Nguoi Lao Dong, 研修に参加したグエン・ティ・フオン・ザンさん(右から2番目) |
奨学金に関する情報をインターネットで検索していた時のこと、彼女は偶然、教員を対象とした宇宙センター研修への参加者募集の告知を見つけた。フーイエン省の専門学校で教鞭を執る彼女は早速書類を提出、面接を受けて合格し、ベトナム教員として初めて米ハネウェル社の宇宙センターに足を踏み入れることになった。
この研修には米国内及び27か国からあつまった210人の教員たちが参加した。ここで過ごした時間は、彼女のこれまでの人生の中で最も興味深い経験となったという。
研修員たちは45時間のカリキュラムを通じて、◇高機能エンジン飛行シミュレーション、◇仮想宇宙任務シミュレーション、◇地上及び水中での生存訓練、◇相対論的力学の4つの分野について学ぶ。どの分野でも理論と実践を学ぶが、メインは実践だ。「自分たちでロケットを組み立てて発射台に載せ、ロケットが風を切って飛ぶのを見た時、年長の研修員も子どものように歓声を上げていました」と彼女は言う。