視覚障害のジャーナリスト、雑誌とラジオで視覚障害者に光を

2019/09/08 05:22 JST配信

 普通の生徒たちが遊んだり休んだりして過ごす週末を、リーさんと友人たちは記事のテーマを探す会議や、共同執筆者の記事の編集作業に費やした。小規模な月刊誌だったが、リーさんたちは実際の編集室のように活動していた。大変ではあったが、リーさんにとってはとても貴重な時間だった。

(C) tuoitre
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 「若いうちから仕事に触れる機会を得て、追う夢があったことはとても幸運だと思っています。そしてその夢はただの夢として破れることなく、様々な経験を通じて形になりました。この仕事は決して簡単ではなく、今までたくさんの苦労をしてきましたが、私は自分なら全てを乗り越えられるとわかっていたので、ハノイ市の人文社会科学大学のジャーナリズム学科を受験することに決めました」とリーさん。

 2007年、大学を卒業したリーさんは、雑誌「キャリアと統合(Huong Nghiep va Hoa nhap)」に携わった。その後、ラジオに興味を持つようになり、VOV1チャンネルの番組「VOVと夜更かし(Thuc cung VOV)」の中のコーナー「夜の話(Chuyen dem)」、そしてVOV健康チャンネルの番組「毎日のお気に入り(Nang niu tung ngay)」のリポーターと編集者になった。

 リーさんが携わった番組の中で最も特別なのは、VOV交通チャンネルで放送された視覚障害者向け番組「明るい信念(Niem tin anh sang)」だ。リーさんは編集委員会の信頼を得るため、2年かけてラジオ番組を制作するためのソフトウェアの使い方を独学で探り、積極的にテーマを提案し、それらのテーマを自分で実現させた。

 当時、番組は毎週3編が放送されており、リーさん1人ではリポーターと制作の仕事が回らなくなったため、共同制作チームを立ち上げることにした。チームのメンバーには視覚障害者もいた。リーさんはラジオ原稿のライティングスキル養成コースにも参加し、多くの若者向けのラジオ番組を制作した。

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