世界のベトナム人街を訪ねて【ヤンゴン編・後編】

2026/01/11 08:30 ICT配信

ミャンマーとベトナム人

(C) VIETJO
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 ミャンマー在住のベトナム人に関する公式の統計はないが、ここ数年間はミャンマーの情勢や現地での強制労働などにより、ベトナム人が数百人単位でミャンマーから帰国したとのニュースが散見される。その数は合計で数千人に上るとみられる。

 カンボジアやタイなどでも同様のケースが相次いでいるが、「楽な仕事で高収入」という誘い文句に騙されてミャンマーに渡航し、不法に滞在・就労しながらオンライン詐欺ルートや違法カジノなどに関与した後、現地で拘束され、強制送還されるベトナム人が多い。さらにはベトナムに帰国せず、そのままタイに渡るというケースもある。

 こうした状況に対し、ベトナム外務省は、ベトナム国民の保護と帰国支援を実施するとともに、「楽な仕事で高収入」といった誘い文句に注意を呼び掛けている。

 一方、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行する前には、ミャンマー外務省が2020年1月1日から同国を訪れるベトナム人観光客のビザ免除での滞在期間を14日間から30日間に延長することを決定した。

 その数年前には、ベトナム~ミャンマー間の直行便が開設され、以前より手軽に行き来することが出来るようになったこともあり、相互の国を往来する人の数も増加しつつあった。しかし、新型コロナの影響で、多くのミャンマー在住ベトナム人も帰国を余儀なくされたのだった。

 今はもうミャンマーでベトナムを感じられる場は数少なくなってしまったようだが、今回訪ねた場所はいずれも個性が際立っていた。それぞれの持つ雰囲気が「ミャンマー印のベトナム」を作り出す。これが非常にユニークな楽しい経験となった。たった30分の時差の地で、独特のベトナムを見られるミャンマーは心に深い印象を刻んだ。

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