ハノイ市人民委員会はこのほど、「ホン川(紅河)景観大通り」プロジェクトに向けたホン川都市区画の詳細計画(縮尺5000分の1)に関する全体調整報告書をまとめた。
![]() (C) UBND Thanh Pho Ha Noi |
同計画では、建設中のトゥーリエン(Tứ Liên)橋付近のホン川右岸に、新たなシンボルとなる109階建ての超高層ビル「紀元タワー(Tháp Kỷ Nguyên)」を建設する方針が盛り込まれた。同市の西湖やクアンアン(Quảng An)半島、市民劇場(オペラハウス)を一望できる立地となる。
ホン川沿いに超高層ビル群を計画
調整案では、ホン川沿い都市エリアの建物の高さは30~45階が主流となり、伝統的な村落部は約3階に制限される。建ぺい率はサービス・公共エリアが約60%、住宅が35~40%、テーマ公園が25%、公共公園が5%となる。
ホン川沿いでは、住友商事株式会社(東京都千代田区)と地場コングロマリット(複合企業)BRGグループ(BRG Group)の合弁会社による同川北部地域のスマートシティプロジェクトの108階建て金融タワー(高さ約639m、投資額42億USD=約6500億円)が計画されている。
また、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のタイソン建設投資(Thai Son Investment Construction)、広大な不動産開発用地を有するハノイ市拠点の商社タイホールディングス[THD](Thaiholdings)、キムリエンツーリズム(Kim Lien Tourism)のコンソーシアムも、99階建てツインタワー「ハノイツインタワーズ99(Hanoi Twin Towers 99)」(568m、30億~35億USD=約4650億~5400億円)を提案している。
景観大通り事業の投資規模
ホン川景観大通りプロジェクトは、土地利用規模約1万1418haで、2026年から2038年にかけて実施される予定だ。ハノイ市人民評議会が2026年5月に投資方針の調整案を承認し、投資総額は約736兆9630億VND(約4兆4000億円)となった。
事業は地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)、THACO子会社のダイクアンミン不動産投資(Dai Quang Minh)、鉄鋼大手で多角化路線を歩むホアファットグループ[HPG](Hoa Phat Group)の企業連合が投資主となり推進される。








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