脂肪吸引手術で腹部皮膚が壊死、医師がスパの誇大広告に警鐘

2025/02/10 04:27 JST配信
  • SNS広告を見てスパで脂肪吸引
  • 31歳女性患者の腹部皮膚が壊死
  • 皮膚とその下の組織に細菌が感染

 南部メコンデルタ地方カントー市のホアンミークウロン総合病院は4日、脂肪吸引と腹部整形手術を受けた後、腹部の皮膚が壊死したという女性患者の治療に成功したと明らかにした。

(C)tuoitre
(C)tuoitre

 同ハウザン省在住のN・T・Pさん(31歳)は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で広告を出していたスパで脂肪吸引と腹部整形の手術を受けた。その後、腹部の皮膚が黒く変色。切開部からは体液がにじみ出ていたため、自分で薬を買うなどして自宅治療を試みた。しかし、症状は一向に改善せず、ホアンミークウロン総合病院を受診。

 診察の結果、へその下に10cm四方の壊死した皮膚が、黒い斑点状になっているのが見つかり、患部からは暗褐色の体液が包帯越しに染み出ていた。さらに超音波検査を行ったところ、蜂窩織炎(ほうかしきえん)の発症が確認された。蜂窩織炎とは、皮膚とその下の組織に細菌が感染して炎症を起こした状態のこと。

 患者は抗生物質の投与を受け、適切な栄養を摂取して体力が回復した後、壊死した皮膚組織の切除と皮膚移植の手術を受けた。約2週間の治療の末に患者は退院。現在は術後の患部ケアで通院治療を続けているとのこと。

 ホアンミークウロン総合病院の医師によると、腹部の皮膚壊死は長期にわたる治療と監視が必要で、治療後に傷跡を隠したい場合、患者の要望に応じてタトゥーを施すことも可能だという。また医師は、脂肪吸引と腹部整形は大きな手術となるため、患者の安全を確保するために美容外科を持つ、しかるべき病院で行わなければならないと警鐘を鳴らし、SNSの誇大広告を鵜吞みにしないよう注意を促した。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

前編はこちら  ホーチミン
 美しくなりたいと受ける美容整形……しかし術後のトラブルは後を絶たず、死亡事故も出ている。ホーチミン...
 米国に渡って美容整形で使用するフィラー(充填剤)を1億5000万VND(約71万円)で購入してハンドキャリーで...
 顔面が大きく腫れあがって左目を失明した15歳の少女がホーチミン市チョーライ病院に緊急搬送された。こ...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市人民評議会は、企業支援と物流コスト削減を目的として、港湾インフラ使用料を3年間にわた...
 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 大型蓄電池の製造・販売などを手掛ける株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)はこのほど、ベトナム向け...
 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞...
 地場ベトナムグリーンハウス(Vietnam Greenhouse)とデンマークのバイオテクノロジー企業であるノボネシ...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、米国への人身売買を目的として養子縁組を装い、子どもを買い取っていた...
 米国ニューヨークの国連本部で開催された第36回国連海洋法条約(UNCLOS)締約国会合で18日、ベトナム外交...
 オーストラリアの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(Global Peace Index=GPI)」2026年版...
 ホーチミン市で5月に数字選択式宝くじの特賞である830億VND(約5億1000万円)超を当てた男性が、今度は南...
 ホーチミン市の家禽卵市場で約20%のシェアを占める大手卵生産会社のビンタインダット・フード(Vinh Th...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、臓器売買あっせんルートの裁判で、主犯格のブイ・ティエン・ルック被告...
 滑走路の延伸や関連設備の改修などのため、3月から一時閉鎖されている南中部地方ラムドン省のリエンク...
 LOGIQ株式会社(沖縄県那覇市)は、グローバル開発体制を強化するため、ハノイ市に子会社「LOGIQ R&Dベト...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所は、日本企業における海外大学との連携ニーズの高まりを受け、...
トップページに戻る