可塑剤使用の食品、ゼリー以外にも多数

2011/06/07 12:23 JST配信

 ニューチョイスフーズのゼリー「TARO」に、人の健康に悪影響を及ぼす可塑剤「DEHP(フタル酸ジ-2-エチルヘキシル)」が使用されていたことが分かった。ハノイ工科大学食品バイオテクノロジー研究所のグエン・ズイ・ティン博士によると、可塑剤はゼリー以外の多くの加工食品でも使用されているという。5日付メガファンが報じた。

 可塑剤は液体を不透明にして濃度を高く見せるため、清涼飲料水、ヌクマム(ベトナム魚醤)、醤油などにも使われている。ティン博士は、原産地が欧州の可塑剤であれば比較的安全だとし、「南部では多くの企業が欧州から可塑剤を輸入している」と述べた。

 ただし、ほとんどの小規模生産施設では市場などで可塑剤を仕入れており、原産地が分かる場合は少ない。生産者は、可塑剤を多く使うほど見た目が良くなり多く売れると考えているため、大量に使用している可能性があるという。ティン博士は父兄らに対し、可塑剤が使用されている食品を子供に与えないよう勧めている。

[Megafun, 10:25, 05/06/2011, [GMT+7], O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 科学技術省はこのほど、全国各省・市人民委員会に対して子供向けの玩具の品質検査の実施に協力するよう...
 マグロを原料とするヌクマム(ベトナム魚しょう)として人気のある「ナムグー(Nam Ngu)」には、多くの国...
 ホーチミン市食品安全衛生支局が市内にある食品生産企業各社を検査した結果、10社の食品から人体に悪影...
 中国のメディアはこのほど、豚肉を牛肉に変えてしまう「魔法」の化学調味料が一部の飲食店で使用されて...
 製品の安全試験・認証などを行う独テュフラインランド(TUV Rheinland)の現地法人テュフラインランド...

新着ニュース一覧

 ベトナム株式市場は7日の取引で、アジア主要市場の中で最も大きく下落した。VNインデックスは前日比▲43...
 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
トップページに戻る