ベトナム戦争で子供を失った米国とベトナムの母が対面

2012/09/01 08:08 JST配信

 それから15年、書いた感謝の手紙は8000通に達した。手紙を書く度に、ベトナムにも自分と同じように戦争で子供を亡くした母親がいることを思った。2010年にはずっと避けていたベトナムを初めて訪れる気になった。レイさんは90歳になっていた。

(C)VnExpress、レイさんとモアンさん
(C)VnExpress、レイさんとモアンさん

 レイさんは、ピースツリーがクアンチ省で築いてきた友好村とかつての地雷原に育った何千本もの樹木を目にした。ピースツリーが建設した新しい平和図書館の落成式で、レイさんは戦争で2人の子供を亡くしたモアンさんと共にテープカットを行った。レイさんは改めて子供を戦争で失う悲しみに立場の違いはないと感じ、ベトナムの戦死者の母親達と友情を育みたいと思ったという。

 ピースツリーは、クアンチ省の残留地雷除去と地元民の生活向上を目的に、1995年に設立された。同年7月に米越両国の国交が正常化したことをきっかけに、ジェルリンさんと夫のダナアンさんがベトナム政府に働き掛けて実現した。ダナアンさんは1年後に早世したが、ジェルリンさんが中心になって活動を続けている。

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