「ドローン」飛行の事前許可取得を徹底へ、国防省が要請

2015/08/13 17:01 JST配信

 空撮用無人機(ドローン)の飛行が軍用機・民間機の飛行活動に危険を及ぼし、国防や安全保障、航空安全、社会秩序・安全にも悪影響を与えるほか、祝祭日など大勢が集まる機会に悪用される可能性もあるとして、国防省はこのほど、無人機の飛行に対する管理を強化するよう各管轄官庁、各省・市人民委員会に要請する公文書を発出した。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 近年、ベトナム国内各地で愛好家による無人機での空撮が一般化しつつある。こうした中、遠隔操作で誰でも飛ばすことのできる無人機を悪用し、政治情勢に悪影響を及ぼす重大な犯罪が起きかねないとの警戒も強まっている。

 ただし、無人機の管理に関する政令は既に存在しており、現行政令第36号/2008/ND-CP(2011年の政令第79号/2011/ND-CP号で一部改正)では、無人機の飛行にあたり人民軍総参謀部作戦局から事前に許可を取得しなければならないと規定されている。しかし、同規定を知らずに無許可で無人機を飛ばしている愛好家も多いという。

 ハノイ市のトンニャット公園、スアンディン公園、ホーチミン市の2区カットライ地域、7区ドー橋付近、12区ドンフントゥアン地域、クチ郡アンハー橋付近、東南部ビンズオン省ジーアン町トンニャット地域、南中部沿岸地方ダナン市のホアバン郡ドンゲ地域、リエンチエウ区ホアカイン工業団地など、国内の至るところで空撮用無人機の無許可飛行が度々確認されている。

[Tuoi Tre, 09:04 (GMT+7) 11/08/2015, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 国防省は15日、全国の空域におけるドローンなどの無人航空機およびその他の無人機の飛行禁止エリアと飛...
 グエン・スアン・フック首相は、無人航空機(ドローン)の飛行禁止エリアおよび飛行制限エリアを指定する...
 グエン・スアン・フック首相は15日、首相指示第2号/CT-TTgを公布し、無人航空機(ドローン)に対する取り...
 グエン・スアン・フック首相はこのほど、空港周辺8kmを空撮用無人機(ドローン)の飛行禁止エリアとする...

新着ニュース一覧

 国会は17日、企業の生産活動および国民の消費需要を刺激すべく、付加価値税(VAT)税率が10.0%となって...
 イスラエルとイランの対立で中東情勢が緊迫化していることを背景に、ベトナム
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は16日、英
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 東南部地方ビンズオン省人民委員会は、ホーチミン市環状4号線の一部となるトゥービエン橋~サイゴン川...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、6月22日
 ベトナム商工省は、ベトナムと米国が米ワシントンD.C.で9日から12日まで実施していた相互関税の二国間...
 国会は16日、◇広告法の一部を改正・補足する法律、◇改正雇用法、◇教師法の3本の法律を賛成多数で可決し...
 国防省は15日、全国の空域におけるドローンなどの無人航空機およびその他の無人機の飛行禁止エリアと飛...
 国会は14日、改正法人税法を賛成多数で可決した。同法は2025年10月1日に施行される。  今回の改正...
 シンガポール系電子商取引(eコマース=EC)プラットフォーム「ショッピー・ベトナム(Shopee Vietnam)」...
 韓国のIT素材メーカーであるイノックス(INNOX)の子会社で、車載用二次電池関連製品を製造するイノック...
 ベトナム外務省は14日、ベトナムが新興経済国グループ「BRICS」のパートナー国に正式承認されたことを...
 スウェーデンを公式訪問したファム・ミン・チン首相は現地時間13日、同国のウルフ・クリステション首相...
 特定非営利活動法人日本東南アジア言語普及交流協会(J-TAG)は15日、日本外国語専門学校で第8回「実用ベ...
トップページに戻る