精子・卵子のネット売買が横行―深刻なドナー不足が背景に

2019/05/24 03:44 JST配信

 5月中旬に発表された精子・卵子のドナーに関する統計によると、精子・卵子を求める人の数がドナーの数を大きく上回っており、供給が需要に対応しきれていない現状が明らかとなった。これは、全国の出産支援センター23か所で行った調査結果をもとにしたもの。

(C) tuoitre
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 それによると、体外受精用の精子・卵子を希望する人の数は1年当たり、それぞれ700人、1000人となっている。一方、出産支援センター23か所中21か所で設立から現在までの精子・卵子のドナー数はそれぞれ518人、596人に留まっている。

 精子・卵子の一切の販売は禁止されているが、フェイスブック(Facebook)などの ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に精子・卵子の販売を平然として宣伝するページが存在し、中には2000人以上のフォロワーがいるページもある。

 ホーチミン市トゥーズー産婦人科病院の近くで、不妊治療を受けに来た夫婦向けに宿泊施設を営むNさんは、裏で精子・卵子売買の仲介をしている。Nさんは「病院から精子の供給を受けるには、検査や手続きで3~4か月もかかってしまう。私を通せば、精子が早く手に入るし、先生も紹介してあげられる」と話した。

 精子・卵子を購入する場合、医療施設で行う体外受精と、性交渉を持つことによる体内受精のいずれかの形で取引を行う。ただし、ベトナムの現行規定では、1人のドナーが精子・卵子を提供できる回数は1度だけのため、SNS上で「過去に病院でドナーになったことがあるので、提供を受けたいなら体内受精でしか対応できない」と広告する人も大勢いる。

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