「焼きチーズ」に長蛇の列、ホーチミンの若者に新たなブーム

2024/03/18 05:07 JST配信
  • 鉄板で焼いたチーズスティックにパウダー
  • 1本3万VND(約180円)、夜には30分待ちも
  • SNSにはレビュー動画が多数投稿

 このところ、ホーチミン市5区グエンチャイ(Nguyen Trai)通りやタンビン区カックマンタンタム(Cach Mang Thang Tam)通りでは、夜になると「焼きチーズ」の屋台が大繁盛している。

(C) znews
(C) znews
(C) znews
(C) znews

 これといった調理がなされているわけではなく、30cmほどのチーズスティックを鉄板で焼き、コンデンスミルクやココア、抹茶、バニラなどのパウダーをかけるだけで、値段は1本3万VND(約180円)というものだ。

 この焼きチーズをホーチミン市で最初に売り始めたカックマンタンタム通りの屋台は、19時頃から賑わい始め、20時30分にもなると行列ができ、30分ほど待たなければならない場合もある。

 「1日500本ほど販売します。遊びに出かける人が多くなる夜の時間帯ほど混雑し、今は2人雇って、1人を焼き担当、もう1人をパック詰め担当としていますが、それでも捌ききれません」と屋台の主であるタインさん(27歳)は言う。

 物珍しさからの購入は数日でブームになり、SNSにはレビュー動画が多数投稿されるようになった。最も多い時で700本ほどの販売があるそうだが、こんなに流行るとは想像もしていなかったそうだ。

 タインさんは、以前は中国風の石焼きソーセージを販売しており、今も人気であるため、ベトナム人には中国の食べ物が好まれると感じていた。新しいものを探していたところ、江西省で焼きチーズが流行していることを知り、チーズを仕入れて販売を始めたという。

[Zing 13/03/2024, F]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市やホーチミン市などで大流行中の「塩コーヒー」だが、ブームのきっかけは今年2月に動画投稿プ...
 ホーチミン市5区チャンフンダオ通り(Tran Hung Dao)に、夕方から夜にかけて数百人もの若者が行列を成す...
 ホーチミン市では、ベトナム人が開業した「たこ焼き(Banh bach tuoc)」の路上屋台が急増し、若者の間で...
 経営不振に喘いでいたホーチミン市内の個人経営による路上飲食店は最近、客足の回復を狙って、人気のビ...
 現在、ホーチミン市では300社余りの企業が日本食レストランに投資しており、このうち約200社が日系企業...
 最近、若者の間で店舗も持たないような小規模な店でレモンティーを飲むのが流行っている。今回はサイゴ...

新着ニュース一覧

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビ
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は21日に
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 携帯通信大手の軍隊工業通信グループ(Viettel Group=ベトテル)は、オンライン本人確認サービス「Viett...
 ホーチミン市4区のソムチエウ教会には、5つの面がガラス張りになった棺がある。棺の中には、100年以上...
 外国人留学生及び日本国内転職者の就職支援事業やベトナム人技術者受け入れ事業などを手掛けるSUNNYDAY...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は21日、2024年における信頼性の高い情報通...
 地場電機メーカーのアサンゾ・ベトナム(Asanzo Vietnam)がベトナム製を装って中国製製品を国内外で販売...
 東南部地方ドンナイ省カットティエン国立公園で21日、国際自然保護連合(IUCN)が認定する「グリーンリス...
 ベトナム戦争時に米軍が散布した枯葉剤の影響で結合双生児として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」の「...
 交通運輸省の決定により、南中部高原地方ラムドン省リエンクオン空港は、22日より正式に国際空港として...
 ハノイ市人民委員会はこのほど、市内各地および市内と近隣省を結ぶバス路線を承認する決定第3187号を発...
 農業由来のカーボンクレジット創出に取り組む日本初のスタートアップである株式会社フェイガー(東京都...
 北部紅河デルタ地方バクニン省人民委員会は、電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン...
 農業由来のカーボンクレジット創出に取り組む日本初のスタートアップである株式会社フェイガー(東京都...
トップページに戻る