社会食堂「スマイル」がオープン、助け合いの心健在

2012/10/28 08:22 JST配信

 中学生4人のグループは食後になにやら相談していたかと思うと、食券をもう1枚購入したいという。従業員がなぜご飯をお代わりしないのかと尋ねると、「僕達はもうお腹いっぱいです。食べるためでなく、応援したいと思って」と答えた。

(C)Tuoi tre,T.Dam
(C)Tuoi tre,T.Dam

 この社会食堂は「ティントゥオン慈善基金」が運営している。基金は寄付金を貴重な浄財として受け取り、全てを貧しい人々のために使うことを方針に掲げている。そのため、従業員は全員無給のボランティアだ。

 ボランティアは、食券販売、食器洗い、料理など7つの班に分かれて仕事をする。ほとんどは大学生や会社員だ。食堂の向かいでホビロン(孵化直前のアヒルのゆで卵)とお粥を売っている女性は、いわば競争相手でもある食堂の料理を担当している。

 経済的に苦境にある人達にとって、彼らボランティア達のスマイルは何よりの癒しになっている。空き缶拾いの男性は「これまで人に『どうぞ』と招き入れられることなんてなかった」と目に涙をにじませて語った。

前へ   1   2   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市カウザイ区ズイタン通り76番地の路地にある精進料理食堂「フオックハウ」は、「おかずは自分で...
 多くの人が行き交うホーチミン市の街角では、時に簡素な中にも温かい人情が感じられる看板を見つけるこ...
 サイゴンには、年中空き瓶拾いやくず鉄拾いをしながら生計を立てている老人が大勢いる。真っ黒に日焼け...
 ホーチミン市3区ホースアンフオン通り6番地にある貧困層向け慈善食堂「ヌクオイ」(スマイルの意)で、...
 ホーチミン市2区スアントゥイ通りには、「キムタオ」という一風変わったホビロン店がある。ホビロンと...

新着ニュース一覧

 大型蓄電池の製造・販売などを手掛ける株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)はこのほど、ベトナム向け...
 地場ベトナムグリーンハウス(Vietnam Greenhouse)とデンマークのバイオテクノロジー企業であるノボネシ...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、米国への人身売買を目的として養子縁組を装い、子どもを買い取っていた...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞...
 米国ニューヨークの国連本部で開催された第36回国連海洋法条約(UNCLOS)締約国会合で18日、ベトナム外交...
 オーストラリアの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(Global Peace Index=GPI)」2026年版...
 ホーチミン市で5月に数字選択式宝くじの特賞である830億VND(約5億1000万円)超を当てた男性が、今度は南...
 ホーチミン市の家禽卵市場で約20%のシェアを占める大手卵生産会社のビンタインダット・フード(Vinh Th...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、臓器売買あっせんルートの裁判で、主犯格のブイ・ティエン・ルック被告...
 滑走路の延伸や関連設備の改修などのため、3月から一時閉鎖されている南中部地方ラムドン省のリエンク...
 LOGIQ株式会社(沖縄県那覇市)は、グローバル開発体制を強化するため、ハノイ市に子会社「LOGIQ R&Dベト...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所は、日本企業における海外大学との連携ニーズの高まりを受け、...
 ハノイ市警察は19日、「リゾート会員権」の販売を装った大規模な詐欺事件について、推定被害総額が2兆7...
 ホーチミン市人民評議会は19日、2026年半ばの定例会議を開催し、交通や都市整備など多数の重点インフラ...
 南中部地方ダナン市で6月28日から7月4日まで「第4回ダナン・アジアン映画祭(DANAFF IV)」が開催される...
トップページに戻る