ベトナム人学生グループ、フォー自動販売機の開発に成功

2017/07/29 05:12 JST配信

 ホーチミン市技術師範大学機械工学部の大学4年生のグループがこのほど、グエン・チュオン・ティン学部長の指導の下、フォーの自動販売機の開発に成功した。

(C) T.TH., Tuoi Tre
(C) T.TH., Tuoi Tre

 自動販売機はステンレス製で高さ2.1m、幅1.5m、奥行き0.8m。冷蔵室には50杯の丼に330gの米麺と肉、ネギが入った状態で冷蔵されている。保温室には70~90℃に保温された米麺の湯通し用のお湯が入ったタンクと、スープのタンクが備えられている。タンクやチューブはいずれも取り外し可能で衛生的だ。

 自動販売機の購入ボタンを押して代金を投入すると、冷蔵フォーが保温室で湯通しされた後スープが注がれ、お箸とレンゲ、ライム、チリソースと一緒に取り出し口に出てくる仕組み。さらに、スープやフォーが品切れに近くなると管理者にメッセージが届くほか、機械トラブルが生じた際にも自動的に電源が切れ管理者にメッセージが届く。

 フォーの自動販売機のほか、2組の学生グループがバインミー(ベトナム風サンドイッチ)とミルクティーの自動販売機を製作した。バインミー自動販売機はパン120個と各種具材が冷蔵されている。パンや具材の種類を選択し代金を投入すると、パンは内蔵されたオーブンで1分焼かれサクッと仕上げられ、醤油やチリソースと一緒に紙袋に入れられて出てくる。

 ミルクティー自動販売機は120杯分を提供可能で、2種類のミルクティーに4種類の具材から好きなものを選択することができる。

 これら3台の自動販売機は、2016年第3四半期に大学がハノイ市の企業からの発注を受けて研究開発を進めていたもの。研究開発には卒業研究として大学4年生が割り振られ、企業が研究費として2億VND(約98万円)を支援していた。

 ティン学部長によると、同大学では毎年30~40件のプロジェクトを企業から受注しており、これまでにアロエの皮剥き機、ザクロの実ほぐし機、ベトナムハム製造機、バナナの葉洗浄機、カシューナッツの殻剥き機など多岐にわたる機械を製作してきた。同大学では多くの卒業生が就職先として企業から声が掛かるほか、起業する者もいるという。

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