ベトナム水資源国家評議会とアジア開発銀行(ADB)などがこのほど開催した「ベトナム水資源評価プロジェクト」のセミナーで、同プロジェクトのコンサルタントのデス・クリアリー氏は、ベトナムが直面している水資源問題について発表した。
ベトナムの水資源は国際河川への依存度が高く、国内にある6つの大きな水系はいずれも外国に源流がある。例えば国内河川水量の57%を占めるメコン川水系、16%を占めるホン川(紅河)~タイビン川水系、14%を占めるドンナイ川水系などはいずれも国際河川だ。また、大きな水系の乾季水量が年平均の20~30%に落ち込むことや水質汚染の悪化も問題で、デス氏は「将来ベトナムで水資源問題がより深刻化するだろう」と警告した。
同プロジェクトは対策として▽水資源に関する法的枠組みや政策などの整備▽低所得者層の社会環境・生活条件の改善▽水資源の効率的な利用と管理▽水環境の生物多様性保護と水質汚染対策▽管理当局の能力向上-の5つの課題に取り組むよう提案している。

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