未処理排水垂れ流しで摘発された台湾系ベダン社(東南部ドンナイ省)が、資源環境省から排水停止処分を受けたにも関わらず、その後も大量の排水をティバイ川に排出していることが分かった。
同省資源環境局によると、現在同社は3工場の稼働を停止しており、生産能力は約40%低下しているという。しかし現在も1日当たり約1万5000立方メートルの水を使用して生産活動続けており、排水を停止していない。一方ベダン社は、当面の排水処理方法として、台湾本社へ排水を「輸出」する契約を本社と交わしており、すでに2回にわたって合計13万トンの排水をこの方法で処理している。
また、同省検察当局は未処理排水垂れ流し問題について、ベダン社に対する刑事訴追を行わないとの結論を発表した。