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19日15時10分頃、ハノイ市ハドン区バンフー都市区の住宅地にある廃品回収所で深刻な爆発事故が発生した。この事故により、作業中だった男性1人が行方不明となり、バイクに乗っていた通行人4人が死亡、11人が重軽傷を負った。行方不明になっているこの男性は即死し、遺体は飛散したものと見られている。
目撃者によると、男性が廃材として買い取った長さ80cm、直径40~45cm、重さ約100kgの錆びた物体を解体していたところ、ドーンという大きな爆発音と共に地面が揺れたという。爆発の圧力で、現場には深さ2m、面積4m2の大きな穴ができた。
これにより、近隣の家屋36棟が損壊し、その他の多くの家屋でも窓ガラスが割れたり、壁にひびが入ったりした。また、自動車1台が損傷を受けたほか、バイク6台が全焼した。
現場から押収した金属片や爆薬などの証拠物件を鑑定した結果、これらが爆弾の製造に用いられるものと一致することが確認された。男性がこの物体を解体するのに使っていたバーナーの熱で起爆し、爆発が起きたと見られている。