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ホーチミン市ビンチャイン郡アンフータイ村アンフータイ通りにあるガス補給所で10日午前9時過ぎ、アンモニアガス漏れ事故が発生し、4人が失神、1200人余りが避難する事態となった。
ガス補給所の作業員がタンク車からアンモニアガスを容器に移していたところ、爆発事故が発生しパイプが破裂。これにより、タンク車の運転手と作業員2人および通行人の合わせて4人が失神し、病院に救急搬送された。
失神した4人は病院で応急処置を受け、命に別状はないことが確認された。さらに漏れたガスを吸引した複数人が吐血し、複数の飼い犬や家畜、家禽も死亡したほか、木々も枯れてしまった。
通報を受けて現場に駆けつけた消防士や警察官らは、住民と近くの小学校の生徒など1200人余りを避難させると共に、漏れたガスの処理に当たった。
同市保健局は、処理後の空気中アンモニア濃度の観測結果を踏まえて、住民に対して暫くの間ドアや窓などを開けたままにするよう勧告している。