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ハノイ市人民委員会はこのほど、ホアンキエム湖の水質改善のため、290億VND(約1億4400万円)をかけて湖底に溜まったヘドロの浚渫(しゅんせつ)工事を実施することを決めた。工事はハノイ排水社が実施する。
湖の生態系に影響を及ぼさないようにするため、3つの区画(それぞれ約3万2500m2)に分割。1日当たり約800m3のヘドロを浚渫し、合計5万7400m3を除去する計画。工事の実施期間は、12月1日~2018年2月7日。作業は月曜日から木曜日は21時から翌日5時まで、金曜日から日曜日は24時から翌日5時までの時間帯に行う。浚渫したヘドロは、13km離れた同市タインチ郡イエンミー村の廃棄物処分場に運搬する予定だ。
ハノイ排水社が2017年6月に行った調査結果によると、ホアンキエム湖は自浄作用を失っており、水質の汚染度が高い。湖底に溜まったヘドロには重金属が含まれ、有毒ガスを発生するため、生態環境に悪影響を及ぼしているという。
ハノイ市は、今回の大規模な浚渫によって湖の水質が資源環境省の規定する水質基準をクリアして、悪臭の発生がなくなることを期待している。