ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

台湾のベトナム人花嫁 明と暗

2006/12/10 07:07 JST配信

 台湾にはおよそ8万人もの若い外国人花嫁がいて、そのほとんどがベトナム出身だ。その境遇は様々で、中には故郷で農業をやっているよりもずっと高収入で暮らす女性や、もともと能力があり、夫婦間で主導権を握って夫を尻に敷く女性もいる。ガーはその数少ない女性の一人だ。

 西洋的なルックスからみて都会育ちだろうとの私たちの推測は間違っていなかった。ホーチミン市タンビン区出身の彼女は7年前台湾男性と結婚し、今は桃園県中レキ市に住んでいる。彼女の夫がベトナムを訪れたのは投資が目的で、現在ビンズオン省にある工場を経営している。われわれがインタビューした日、彼女は数十億ドン(数千万円)の家をもうじき手に入れると話した。

 桃園はベトナム人花嫁とベトナム人労働者がもっとも多い地域だ。彼女は私たちを案内し、ベトナム人妻たちが経営するカフェやフォー屋、ベトナム語の歌があるカラオケなどを教えてくれた。夫の会社を手伝う中で彼女はたくさんの経験を積んだという。今彼女は自らシルバー人材業の会社を経営している。ホーチミンの経済大学卒の学歴を持つ彼女は、夫について台湾に渡った時、自分の進む道は自ら切り開いていくべきだと思ったという。彼女は忙しい中でも中国語を学習し、大学の経営学コースでも勉強している。経営者としての経験は浅いにもかかわらず、彼女は既にかなりの信頼を得ていて、2005年には300人もの中高年失業者に職を斡旋している。

 一方、メコンデルタ地方出身のウェンは農業を営む貧しい家庭に生まれ育ち、18歳で仲介者を通して結婚した。台湾に渡って9年になるが、彼女は家族の幸せが何たるかをまだ味わっていない。かなり年の離れた彼女の夫は風俗関係の仕事をしていて、ばくちや遊びに明け暮れている。時に暴力を振るうこともあり、彼女はじっと耐えているのだという。ある時、彼女は市場で若く好感の持てるベトナム人労働者と出会い、2人はすぐに恋に落ちた。彼女は愛し愛されることにとても幸せを感じ、その感情は夫から受けるむごい仕打ちを忘れさせてくれた。またその時から、彼女は夫にうそをついて恋人と会うことばかりを考えるようになったという。彼女はこう打ち明けた。「もしもう一度やり直せるなら同じ道は選ばない。でももう遅いわ。運命に従うしかない。」

前へ   1   2   次へ
[2006年11月6日 Thanh Nien 電子版].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています 免責事項
新着ニュース一覧
JICA支援の低排出型稲作、「抑草アイガモロボ」導入へ覚書締結 (3:41)

 国際協力機構(JICA)ベトナム事務所は、中小企業・SDGsビジネス支援事業の一環として、国家農業普及センター、農業総合サービス国内大手ロックチョイグループ[LTG](Loc Troi Group)

FPTジャパンと九州FG、ソフトウェア開発や進出支援で合意 (2:12)

 ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)の日本法人であるFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)と、株式会

商工省、50年までの国家エネルギーマスタープラン調整を承認 (19日)

 商工省は、2021~2030年までの期間および2050年までを見据えた国家エネルギーマスタープランの調整を承認する2026年2月28日付けの決定第363号/2026/QD-BCTを下した。これにより、エネルギー安全保障の確保、グ...

ホーチミンの市場とともに生きる:ホアフン市場 (15日)

 まばらな呼び込みの声が響いては消えていき、ホアフン市場は再び果てしない静寂に包まれる。しかしその静寂の中で、馴染みのリズムで鼓動を続ける「心」がある。それは記憶の鼓動であり、素朴で飾り気はないが...

ベトナムのカフェチェーン市場規模は域内3位、ミラノコーヒーが4位 (19日)

 シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)はこのほど、2026年における東南アジアの主要6か国(インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ベトナム)のカフェチェーン市場に...

家族内のジェンダー不平等、罰金引き上げ 5月1日施行 (19日)

 政府は、ジェンダー平等分野の行政違反の処罰に関する政令第125号/2021/ND-CPの一部を改正・補足する政令第76号/2026/ND-CPを公布した。新政令は2026年5月1日に施行され、家族内や電子環境における性別を理由と...

26年2月の訪日ベトナム人6.1万人、テト時期ずれなどで減少 (19日)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2026年2月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲17.4%減の6万1000人、1~2月期の累計では前年同期比▲8.4%減の11万3800人となった。全体の訪日外国人数が2月として...

スイス企業、外国人観光客向け税還付システムの導入支援を提案 (19日)

 旅行者向けの免税ショッピングサービスを提供するスイスのグローバルブルー(Global Blue)の新興市場・政府関係担当副会長を務めるホルヘ・カサル(Jorge Casal)氏は17日、ベトナム国家観光局のグエン・ティ・ホ...

中東情勢悪化、越GDP政府目標未達の可能性も 最大▲1.5%pt低下 (19日)

 中東紛争の影響により、2026年のベトナムの国内総生産(GDP)成長率は、紛争の期間や規模に応じて、政府目標に対し▲0.6〜1.5%pt低下する可能性があることが、ベトナム投資開発銀

ビングループが建設エコシステムを発表、大規模な採用を実施  (19日)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は17日、全国でインフラや大規模都市プロジェクトを展開するための建設会社エコシステムを発表した。これに伴い、

ハンサイン自動車、ビンファストEV販売会社の65%取得へ (19日)

 メルセデス・ベンツ販売ディーラーのハンサイン自動車サービス[HAX](Haxaco)の取締役会は、不動産開発を中核とする民間複合企業

地場キムロン、フエにトラック新工場を落成 新EVも発表 (19日)

 長距離バス最大手フタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛ける地場キムロン・モーターズ(Kim Long Motors)は17日、フエ市のチャンマイ・ランコー経済区にある自動...

NTTレゾナントとFPT、テスト自動化と実機検証で提携 (19日)

 NTTドコモグループのNTTレゾナントテクノロジー株式会社(東京都千代田区)と、ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)は

26年2月の対日貿易収支、黒字額1940億円で前年比2.2倍に (19日)

 日本の財務省が発表した2026年2月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+117.7%増の1940億6800万円の黒字となった。 対日輸出額はアジアで3番目の規模に  ベトナムから日本へ...

ハノイ:国際建築展示会「ベトビルド2026」、3月26日から (19日)

 ハノイ市ドンアイン村の国家展示センター(VEC)で、3月26日(木)から30日(月)まで、国際建築展示会「ベトビルド・ハノイ2026(VIETBUILD Ha Noi 2026)」が開催される。  同展示会には国内外から多数の企業が参...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved