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【第3回】イライラ派?ドキドキ派?・・・ベトナムのビックリを楽しむ【VIETJO LIFEコラム:[ロジ・ポジ]】

2018/04/06 12:00 JST配信

(本記事は、2018年4月5日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

皆さん、こんにちは。 廣済堂HRベトナム の堀岡(ほりおか)です。

ベトナムで暮らす日本人と日本が好きなベトナム人が、少しでも気持ち良い生活を送ってもらえるように、ベトナムをロジカル(ちょっと辛口)に分析しポジティブに解説しています。

第3回はベトナムのビックリを楽しむコツについてです。

ベトナムには驚きがいっぱい

ベトナムにいる日本人は、(筆者を含めて)旅行が趣味という人ばかりです。計画を立てる時のワクワク感、旅先で出会うトラブル、帰ってから見る写真など、 いつも新しい発見 があります。旅行が好きな人は、そんなビックリをポジティブに楽しめるチャレンジャーで、体験談を聞いているだけでリアルに驚きが伝わります。もっと言えば、ベトナムでのこの日常生活自体が旅の最中であり、いつでも「ビックリ」に出会える とてもラッキーな環境 に置かれているのです。

(左:メコン地域の現役トイレ。下で魚が待つ  右:昼寝の習慣。寝起きの顔にもビックリ)

筆者自身、ホーチミンからハノイに移って1年あまりの間に、 生まれて初めての事件 にたくさん遭遇しました。

2つほどご紹介します。

事件簿―1 エレベーターに閉じ込められた!

仕事を終え、普段通りエレベーターに乗った時のこと。事務所のある5階から1階まで降りて、ドアが開こうとする直前に 建物全体が停電になりました 。2畳ほどの真っ暗な「かご」の中に一人だけという絶望感が漂います。

トラブルはいつも突然で、どれだけ冷静に対応できるかがカギ。リラックスすれば多くの解決策が思い浮かび、 トラブルを楽しむことさえできる ようになってきます。そのためには、ロジカルな分析が欠かせません。

ステップ1
[分析]考える時間(=気持ちの余裕)があるか。
[本件]急いでいないし、スマホのバッテリーも60%。 十分に時間がある
ステップ2
[分析]想定される最悪の事態をややネガティブに考える。
[本件]朝まで出られない。トイレに行けない。疲れを癒すビールが飲めない。
ただし1階なので最悪でも死なない
ステップ3
[分析]実現可能な選択肢をポジティブにイメージする。
[本件]非常ボタンを押す。同僚に救助要請。鞄に工具があれば実力行使。 他にも方法はあるはず

(閉じ込められたエレベーター。停電すると非常ボタンまで使えない)

非常ボタンは停電で機能せず、同僚に電話しても進展なく、鞄に工具もなし。ここで早くも、準備した選択肢が尽きました。それでも、気持ちに余裕があるせいか、 新しい対応策が次々に浮かんできます

そして、「 そもそも手で開くのではないか? 」という案にたどり着きます。早速試してみると予想通りで、最初だけ少し力が必要だったものの、その後は障子戸を開けるくらいの軽さになり、 すんなり脱出 することができました。


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著者紹介
堀岡宏至(ほりおかこうじ)
石川県金沢市出身。早稲田大学商学部卒。ベルリンに4年、ハノイに2年、ホーチミンに3年。新しいことへのチャレンジと海外旅行(北半球51ヶ国)を趣味とし、特技は、超ポジティブ思考とパソコンの分解修理。

現在、株式会社廣済堂のベトナム3法人(廣済堂HRベトナムZEN外国語教育センターYUKI日本語センター)の代表取締役。「ロジカルシンキング」「グローバル人材」等の研修講師を務め、時間があれば大学生にも講義を行う。

基本はシャイで無口だが、話し始めると止まらない、と言われる。

連絡先:logiposi@gmail.com または https://www.facebook.com/logiposi/
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