在ベトナム日本国大使館の松永大介臨時代理大使とハノイ法律大学のレー・ミン・タム学長は2月29日、日本政府から同大学に対する遠隔教育機材の贈与契約に署名した。これは日本政府の2007年度草の根文化無償資金協力の一環で、贈与額は5万7375米ドル(約600万円)。
ベトナムは急激な経済成長や昨年1月の世界貿易機関(WTO)加盟などに伴い、新しい世の中の変化に対応できる法律家の養成を求められており、日本の法律の研究を通じてベトナムの法体制を拡充したいと考えている。今回の遠隔教育機材贈与は、そうしたベトナム側の要請に応えるものであり、日本語のできる法律専門家の育成などに活用される。