北部バクニン省バクニン市スオイホア地区にある「アンダーセン・コンピューター国際語学センター」ビルで19日午後1時ごろ、このビルの9階から青年が落下する事故が起きたが、駐車中の車の上に落ちて奇跡的に一命を取り留めた。
この青年は同市在住のホアン・ゴック・ソンさん(21歳)。同センターの職員によると、ソンさんは9階のカフェに1人で来てコーヒーを注文したが、コーヒーを持っていくと1階に運んでおいて欲しいと言われたという。しかしその後まもなく外から大きな音が響き、走り出てみると地面にソンさんが倒れており、道路脇に止めてあった乗用車の屋根がつぶれ、後部ガラスが割れていたという。ソンさんはキンバック総合病院に救急搬送され、骨盤と腕の骨折と診断された。
ソンさんの家族によると、ソンさんは統計短期大学の学生だったが、成績が振るわず中退し、約1週間前から突然口数が少なくなったという。家族は「事故発生当日の朝、誰かからカフェに誘う電話を受けていたから、1人ではなかったはず」と話している。しかし同センターの職員らはソンさんが1人だったと主張している。