(C)Tuoi tre,N.Khanh-V.Ha、評価スタンプ |
小学校での生徒の評価方法を規定する教育訓練省の通達が、15日に施行された。点数ではなく、言葉で評価するよう求められている教師らは、仕事量の増大に様々な工夫をして対応している。
ハノイ市のチュントゥ小学校のある教員は、「1クラス50人強の生徒それぞれの評価を、自分で記入するのは非常に大変だ。そのため、いくつかの評価の言葉をスタンプにしている」と話した。多くの教員が5~6種類のスタンプを用意しているという。
ハノイ市のトーホアン小学校のグエン・ティ・キム・ズン校長は、こうしたスタンプの使用は認めているが、生徒の成績や学習態度に変化が見られる時はスタンプでなく、自分の言葉で評価するよう指導していると説明した。
点数で評価されないと、生徒がやる気をなくすのでないかと心配する教員もいる。彼らは、花マークの形や数、ファンシーパン山の登山に例えて評価する方法を考え出した。ハノイ市教育訓練局の幹部は、こうした工夫を評価するとしながらも、言葉による評価に完全に代えることはできないとしている。