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ハノイ市北トゥーリエム郡スアンタオ街区で2日、ベトナム日本国際腫瘍病院の鍬入れ式が開催された。同病院は総床面積2万8000m2で、4800m2の敷地に建設される。総投資額は1兆5000億VND(約75億8000万円)。
同病院は診療科、治療科、総合外科、緩和ケア科、リハビリテーション科などを備え、医療機関の国際的な評価機関である「JCI(Joint Commission International)」による認証を取得する予定だ。
また、研究開発(R&D)センターや国際人材育成・越日医療従事者交流センターが併設されるほか、がん治療研究で世界有数の米ピッツバーグ大学メディカルセンター(UPMC)を含む複数の米国の機関とも連携する。
投資主であるベトナム日本医療技術開発株式会社(Vija Metech)のブースアン・ホップ会長は、「この病院ができればベトナム人が世界の先進的ながん治療を、外国ではなく国内で受けられるようになる」と強調した。同病院をサポートするNPO法人日本国際がん患者支援センターの堀田健治代表も、「がんの国内治療が実現すれば、時間や金銭面での節約になる」と述べた。