文化スポーツ観光省観光総局のグエン・バン・トゥアン局長は、このほどハノイ市で開かれた会議で、観光宣伝活動費の補充に向けて、外国人観光客から1人1泊当たり1ドル(約105円)を徴収することを提案した。
2013年の外国人訪問者数は720万人に達する見通しで、1人当たりの平均滞在期間を3泊と仮定した場合、約2100万ドル(約22億円)の増収となり、政府が拠出する観光宣伝活動費を大きく上回る資金が確保できるという。
しかし、この提案に対して多くの旅行会社が「観光宣伝活動に関わる業務は、政府が担うべきものであり、観光客自身に宣伝費を負担させるのはおかしい」と反発する声が多く挙がっている。