ベトナム医薬管理局によると、国内の西洋薬製造企業93社のうち、世界保健機関(WHO)の医薬品製造・品質管理基準であるGMP(医薬品適正製造基準)に適合しているのは53社(57%)、ASEANのGMP基準を満たしているのは24社(26%)に過ぎないという。また、漢方薬製造企業は現在国内に78社存在するが、GMP基準に適合している企業はまだ一社もない。
西洋薬と漢方薬を合わせたベトナムの医薬品製造企業171社のうち、現在WHO−GMP基準を満たしている企業は30%と非常に低いレベルにある。保健省は今年6月30日までにすべての医薬品製造企業がGMP基準に適合することを目標にしていたが、その達成は困難な状況だ。