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- ビンファストが「VF 8」を改造して提供
- 軍のモスグリーンカラーのオープンカーに
- 100人動員、288時間かけて仕上げ
西北部地方ディエンビエン省ディエンビエンフー市で7日に執り行われたディエンビエンフー戦勝記念日70周年(1954年5月7日~2024年5月7日)記念式典の軍事パレードに、ベトナム製の電気自動車(EV)が起用された。
起用されたのは、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のEVメーカーであるビンファスト(VinFast)が製造したDクラスのスポーツ用多目的車(SUV)「VF 8」。
パレードに使われた「VF 8」の車体は軍のモスグリーンカラーに塗装され、販売用のデザインとは異なるオープンカーとなっている。
ベトナム製のEVがこうした国家レベルの行事に起用されるということは、過去と現在を繋ぐ象徴であり、ベトナムの発展を示す証でもあると捉えられている。
ビンファストはパレードに向けて、エンジニアなど100人を動員し、国防省と公安省と協力しながら、288時間かけて「VF 8」を改造してオープンカーを仕上げた。
なお、「VF 8」は国内で販売されているだけでなく、米国やカナダ、欧州にも輸出されている。