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- ダナン大学内にITトレセンを新設
- 高度IT人材の育成・輩出が目的
- アドソル日清と教育コンテンツを共同開発
企業・公共向け情報システムの開発などを手掛けるアドソル日進株式会社(東京都港区)は、ベトナムにおける高度IT人材の育成拠点として、南中部沿岸地方ダナン市のダナン大学内にITトレーニングセンターを新設し、同大学と共同運営を開始した。
アドソル日進は、2023年5月に発表した中期経営計画「New Canvas 2026」において、「アジア・オフショア戦略」を掲げ、ベトナムでの「高度IT人材の育成」と「オフショア開発(ハノイ市・ダナン市・ホーチミン市)」を通じて、日越両国のさらなる発展に向けた取り組みを推進している。
その一例として、2023年には、同社OBがベトナムで設立したテックゼン社(Techzen)との資本・業務提携、中部最大都市ダナンの国立総合大学であるダナン大学との産学連携協定の締結及び同協定に基づく共同研究(メタバース×教育)を開始。
さらに今回、高度IT人材育成の新たな活動拠点となるITトレーニングセンターが、ダナン大学SDC(Software Development Center)内に竣工し、2024年1月25日にオープニングセレモニーを実施した。2024年4月のグランドオープン後は、学生向けプログラムの提供など、各種運用がスタートする予定。
ITトレーニングセンターでは、ICTシステムを開発・提供できる「高度IT人材」の育成・輩出を目的としている。これを実現するため、日本におけるITシステム開発現場と同等のプロジェクトルームを完備したほか、最新の教育プログラムとデジタル化された学習環境を整備、ダナン大学構内という立地を活用して、ベトナム人学生に直接トレーニングメニューを提供する。また、オンライン講座を定期的に開催し、ビジネス現場で活躍するアドソル日進の社員が講師陣に加わることにより、国境を越えたシステム開発スキームや最新の開発スタイルの早期習得につなげる方針。
なお、教育コンテンツやプログラムについてはアドソル日進とダナン大学が共同で開発し、アドソル日進オリジナルの教育ソリューション「StudyArts」を通じて学生に提供することで、その効果を一層高めていく。