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2月11日午後、東南部ビンズオン省タンウエン郡タンビン村で行われた葬儀にかの“三蔵法師御一行”が参列し、物珍しさに大勢の野次馬が集まり、交通が一時混乱する騒動となった。
これは65歳で亡くなった地元男性の葬儀で、“三蔵法師”、“孫悟空”、“猪八戒”、“沙悟浄”という西遊記でお馴染みの顔ぶれが、埋葬場所まで霊柩車や遺族らを先導した。地元住民によると、“三蔵法師御一行”は、葬儀の場を和ませるために、踊りなどを披露したという。
この地区の行政幹部は、今回の奇抜な葬儀の演出について、「これは棺桶の販売業者が行っている販売促進サービスの一環に過ぎない」とコメントした。因みに、ベトナムでは1月末、西遊記の世界をかつてないスケールで描いた中国の3D映画「大閙天宮(The Monky King)」が公開されたばかり。
なお、ベトナムの葬儀は、地元の吹奏楽団が夜明け前から勇ましい曲を演奏したり、夜通しカラオケをしたりするなど、日本では考えられないほどのお祭り騒ぎをすることで知られている。