生態・生物資源研究所(ベトナム科学技術研究所所属)によると、世界的に環境や人体などに害を及ぼす可能性があるとされているアリ6種のうち、ベトナムには4種(アシナガキアリ、ヒゲナガアメイロアリ、ツヤオオヅアリ、アカカミアリ)が生息しているという。
世界的にみると、本来の生息地を離れて新たな環境に適応できるアリは約160種いるとされ、主に人間の往来などによって移動する場合が多い。害を及ぼすアリ6種のうち最も危険とされるヒアリは、環境や経済、人間の健康に悪影響を及ぼす可能性が高いとされている。ヒアリはベトナムでは今のところ発見されていないが、香港と中国南部の一部の省で存在が確認されている。
2008/5/9 13:45 JST 本文の「ベトナムには今のところ生息していない」を「ヒアリはベトナムでは今のところ発見されていない」に訂正しました。