ハノイ市計画建築局は9日から、ホン川(紅河)流域開発計画案の全体模型を展示して、市民や専門家の意見を聴取することにしている。また展示期間中、建設省や農業農村開発省など各省庁の幹部を招いてセミナーを行い、計画案に対する各省庁の意見を聴取する予定だ。
同開発計画案に関する意見聴取は今回が2回目で、前回は2007年9月に行われた。そのときには2288件の意見が寄せられ、うち90.51%が計画に賛成するものだった。しかし、区画整理によって大勢の住人が立ち退きを迫られることになるとして、計画の実施は時期尚早とする声もあった。また、最も関心を集めたのは立ち退き補償金の額や再定住先に関する問題だった。
2008/5/11 10:43 JST 本文中の「徴収」を「聴取」に訂正しました。