財政省はこのほどハノイ市とホーチミン市の人民委員会に対し、交通渋滞対策に関連する料金施策の実施状況を報告するよう要請した。同省はこれまでにも、交通渋滞緩和政策の一環として車両登録料や交通違反に対する罰金の引き上げを行ってきたが、近年の急激な交通量の増加などにより、両市では依然として交通渋滞が解消されていない。そのため、現状に合わせたより効果的な施策への見直しが必要とされている。
これまで両市では▽自動車・バイクの登録料の引き上げ:2%から5%へ▽自動車(定員7人以上)の登録証明書とナンバープレート発行料の引き上げ:1台1回当たり15万ドン(約1000円)から200万ドン(約1万3000円)へ▽交通違反に対する罰金の最高額の引き上げ:3000万ドン(約20万円)へ−を実施している。