中部ダナン市で2日、沖合漁業を行う漁船に海水を真水に変換する装置を取り付ける作業が行われた。この装置は、ホーチミン市応用物質科学研究所がダナン市人民委員会の注文を受けて製作した。1時間におよそ1.4立方メートルの海水を処理し、約300リットルの真水が取れるという。重量は350キログラム、電源は漁船のエンジンから直接取れる仕組みになっている。価格は2億2000万ドン(約133万円)で、外国製のものに比べ半額程度。
今回同装置を取り付けた船の船主によると、1回の航海で購入する水代約120万ドン(約7300円)を節約できるほか、燃料も1日当たり15~20リットル節約できるという。ダナン市科学技術局では、装置の取り付けを奨励するため、30%の補助金を支給する準備を進めている。