17日午後2時半ごろ、ホーチミン市1区とビンタイン区の境界を流れるティゲー運河で、停泊中の平底荷船のいかり綱が切れてこの運河に架かるティゲー橋(ソビエトゲティン通り)に衝突する事故が起きた。
大潮の影響で運河は増水しており、荷船は上流方向に約100メートル流され、ティゲー橋の橋げたの下に一部がもぐり込んで抜け出せなくなった。運河の水位が上昇し続け、荷船が下から橋げたを押し上げ激しく振動する事態となったため、橋の通行が禁止された。
約100人の作業員による努力の結果、午後7時ごろになってようやく橋の下から荷船を引きずり出すのに成功した。第1道路交通管理区のレ・クエット・タン所長は「橋の損壊状態について検査する必要がある。結果が出るまでは、橋を通行できるのは定員9人以下の乗用車とバイクに限定する」と語った。