保健省は5月26日、デング熱、手足口病、脳炎など夏の伝染病に感染する患者が急増していると明らかにした。デング熱と手足口病は南部全域と北部のハノイ市・クアンニン省・ハタイ省・ハナム省・ハイズオン省などで流行中。また、ウイルス性脳炎の感染者も急増中で、今年はこれまでに全国で150人が感染し、うち2人が死亡している。
ホーチミン市では、デング熱と手足口病の患者が急増している。デング熱の全国の感染者数1万1500人のうち、3000人がホーチミン市在住の患者だ。また、同市の手足口病の患者数は昨年の2倍の1200人に達している。こうした状況を受け、保健省はホーチミン市保健局が世界保健機関(WTO)の専門家を治療支援のために招聘することに同意した。