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- 09年から水道事業改善と人材育成で覚書
- 3回の更新を経て局独自の協力事業実施
- 第4次の期間満了にあたり新たな覚書締結
横浜市水道局は、国際協力機構(JICA)の事業による技術協力をきっかけに、2009年8月にベトナムの水道事業体など3機関との間で、ベトナムの水道事業の改善及び双方の人材育成を目的に覚書を締結した。
その後、水ビジネスの推進を目的に加えるなど、時代の変化に対応しつつ、3回の更新を経て、横浜市での研修員の受け入れやベトナムでのセミナーの開催など、局独自の協力事業を行ってきた。
今回、現行の第4次覚書が期間満了するにあたり、ベトナムの水道事業体など3機関との協議のうえ、2024年4月1日から2027年3月31日までの3年間の新たな覚書を締結することとした。
覚書は、水道事業に関する知識と経験の共有による日越双方の参加機関の人材育成と、横浜水ビジネス協議会会員企業のベトナムでの水ビジネス支援を目的としている。参加機関は、トゥアティエン・フエ省水道公社(HueWACO)、サイゴン水道総公社(サワコ=SAWACO)、水・環境分野研修センター(フエ市)、横浜市水道局。
覚書締結式は、26日に北中部地方トゥアティエン・フエ省で行われた。併せて開催されたセミナーでは、横浜市水道局、トゥアティエン・フエ省水道公社、サイゴン水道総公社がそれぞれ中長期経営計画を発表し、活発に意見交換が行われた。