ホーチミン市チョーライ病院は23日、スズメバチに襲われて入院していたメコンデルタ地方チャビン省在住の女性Hさん(54歳)が死亡したと明らかにした。
家族によると、Hさんは道路を自転車で通行中、子どもたちがいたずらで壊した巣から出てきたスズメバチの大群に襲われたという。大したことはないと考えたHさんはすぐに病院に行かなかったが、翌日になってめまい、頭痛、吐き気などの症状が現れたため、地元の病院に救急搬送された。その後、呼吸困難、けいれん、低血圧などの症状も出始めたため、Hさんはチョーライ病院に移送された。
同病院の医師によると、Hさんの全身にはハチに刺された跡が40カ所以上あったという。医師らは血液透析ろ過や血しょう交換などの治療を行なって最善を尽くしたが、Hさんの衰弱は激しく回復はならなかった。