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ホーチミン市民を守る【サイレントヒーローたち】【VIETJO LIFEコラム:【日本人が知らない】ディープなベトナム案内】

2020/12/21 12:00 JST配信

みなさん、こんにちは!ホーチミン在住のベトナム人 ICONIC のHanです。コラム 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」 では、ベトナムでの旅行やグルメ・文化・ショッピング・その他おもしろ情報を発信していきます。

みなさんは出張や旅行で東南アジアを訪れる際、 現地の治安 について調べていますか。治安の良し悪しをどう捉えるかは人それぞれですが、ご自身が訪れる国でどんなトラブルが起きているのか、そしてどう対処しているのかをチェックする必要があるでしょう。

近年ホーチミンでは、外国人をターゲットにしたひったくり事件が発生しています。そうした事態を踏まえ、ホーチミン市警察は一般市民から成る 「ひったくり取り締まり隊(Doi san bat cuop Sai Gon)」 を発足し、対処に当たっています。そこで今回は、私たちの街を守ってくれる「ひったくり取り締まり隊(以下SBC)」について、大きな功績を持つ2つのチームに焦点を当てながら紹介します。また、「サイゴンSOSチーム(Biet doi SOS Sai Gon)」というグループの活動についても取り上げます。

自ら泥棒を捕まえた、志高い若者がリーダー!

まずは、SBCのチームの1つである、グエン・バン・シン(Nguyen Van Sin)さんをリーダーとしたグループについてです。シンさんは20代で若く、少しふくよかで優しい顔立ちの男性です。外見は穏やかですが、芯が強く、ひったくりの取り締まりに熱心なのだそう。彼は以前、仕事帰りに目の前でひったくりが発生し、自ら追いかけて捕まえたという功績の持ち主です。それをきっかけにもっと多くの人を助けたいと考え、 同じ意思を持つメンバーを集めてチームを結成 しました。

引用: VNEXPRESS

メンバーは全員が運転手やセールス、販売業といった自身の仕事があるため、平日はあまり活動できません。休日に集まってミーティングや市内のパトロールをしています。また、 ホットラインやフェイスブック経由で相談を受けて、被害者のもとへ駆けつける こともあります。そうして、彼らは年に数百件のトラブルを解決しました。

しかし、彼らの活動は危険と隣り合わせでもあります。傷害事件に巻き込まれたり、逆恨みをされて追い回されたりすることもあるからです。シンさんは過去にバイクを壊されたり、注射針を刺される被害に遭いました。メンバーのブーさんは、ナイフで刺されて入院する事態に至っています。彼らの身に何か起きた際は、医療部のサポートを無償で受けられることになっています。

強盗・ひったくりを阻止!

次はラム・ヒエウ・ロン(Lam Hieu Long)さんのチームです。ロンさんはタンフー区に住む男性です。彼のチームは23~26歳のメンバー6人で構成されており、SBCの2つのフェイスブックページ Trình Báo Mất Cắp Tài Sản – Đội Săn Bắt Cướp TPHCM および Đội Săn Bắt Cướp TPHCM を管理しています。詳しい活動の様子はこのページから見ることができます。SBCは強盗やひったくり等の事件を200件以上解決している頼もしいチームです。

引用: Canhsat TOANCAU

ロンさんもシンさんのチームと同じく、危険なトラブルに見舞われることがあります。何事もなく解決してほしいと願うばかりです。


本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「第16回 ホーチミン市民を守る【サイレントヒーローたち】
コラム「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」の一覧はこちら → 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内

(本記事は、2020年12月14日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

著者紹介
ICONICベトナム
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