ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第29回】2020年オリンピック開催地、知ってるベトナム人はどのくらい?

2016/08/29 09:17 JST配信

リオデジャネイロオリンピックが先日、盛況のうちに終了しました。日本は金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個と、合計41個ものメダルを獲得したこともあり、開催中は早朝からオリンピック速報をチェックした人も多かったと思います。

ベトナムでも、 射撃男子エアピストルにてホアン・スアン・ビン選手がベトナム初のオリンピック金メダルを獲得 したことが話題になりました。では実際に、どの程度の人が今回のオリンピックを観戦していたのでしょうか。ベトナム全国に住む16~49歳の男女500名を対象に調査してみました。

「見ていた」のは約半数

調査対象のうち、 「ほとんどの競技を見ていた」「気になる競技を見ていた」と回答した人を合わせて約半数で、「全く見ていなかった」という人が4分の1を占めました。 金メダルを獲得したとはいえ、やはり自国選手の出場が少ないこともあり、オリンピックが連日話題に・・・ということもなかったように感じます。

オリンピックで盛り上がった種目について聞くと、やはり 断トツは「ホアン・スアン・ビン(エアピストル)の金メダル」 でした。2番目に多かったのは、「ブラジルのサッカー金メダル」。特に男性からの得票が高い傾向がありました。以下、「水泳のマイケルフェルプスの活躍」、「ウサインボルトの3種目3連覇」などが続きます。

次回オリンピック開催地を知っているのは1割足らず

ところでベトナムでは、2020年のオリンピックの開催地が東京であることを、どのくらいの人々が知っているのでしょうか?

「東京」と回答できたのは、全体の9%。 「日本」という回答を含めても14%に留まりました。私たち日本人にとっては誰もが知っているビッグニュースですが、ベトナムの人々にとってはまだまだ認知度が低いようです。

あわせて、2020年のオリンピックで活躍しそうなベトナム選手を挙げてもらったところ、次のような選手の名前が上位を占めました。

ホアン・スアン・ビン(エアピストル) :一躍有名になった、ベトナム初の金メダリスト。オリンピックが始まる前から彼を知っていたという人は3割でしたが、今や国民の誰もが知る存在になりました。(得票数36%)

グエン・ティ・アイン・ビエン(水泳) :2015年の東南アジア競技大会(SEA Games)で4つの金メダルを獲得した国民的英雄。まだ19歳と若く、2020年には脂が乗り切っているのではないでしょうか。(得票数14%)

グエン・ティエンミン(バトミントン) :リオオリンピックにも出場したバトミントンの人気選手です。2020年には37歳。ちょっと厳しいかもしれません・・・。(獲得数2%)

2020年にメダリストとしてこれら選手の名前を東京で聞くことはあるのでしょうか? 注目してみていきたいと思います。

著者紹介
株式会社Asia Plus代表取締役社長 黒川賢吾

株式会社Asia Plus ( www.asia-plus.net )代表取締役社長。
NTT、ソニー、ユニクロにて海外マーケティングを担当。
2014年にAsia Plusを設立しベトナムマーケットリサーチサービス
「Q&Me( www.qandme.net )」を展開中


統計から見るベトナム
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
25年1~6月期の対外投資、前年比3.5倍 対ラオスが1位 (6:26)

 財政省傘下の海外投資局によると、2025年1~6月期に認可を受けたベトナムの対外投資額(新規および追加投資)は前年比3.5倍の4億8710万USD(約710億円)だった。このうち新規が86件、追加投資が18件となっている。 ...

クアンニン省:バンドン経済区のカジノ案件、首相が正式承認 (6:09)

 東北部地方クアンニン省バンドン経済区で計画されている高級複合観光サービス地区プロジェクトが首相によって承認され、チャン・ホン・ハー副首相が首相決定第1395号/QD-TTgに代行署名した。  同プロジェク...

1~6月期のFDI認可額、前年同期比+32.6%増(推定値) (5:58)

 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~6月期のFDI認可額(推定値)は前年同期比+32.6%増の215億1000万USD(約3兆1000億円)だった。  新規認可案件数は同+2...

世界のベトナム人街を訪ねて【ベルリン編・前編】 (6日)

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は

NBA史上初のベトナム系選手ジェイリン、3年35億円で契約更新 (5:46)

 ベトナム系米国人のジェイリン・ウィリアムズ(Jaylin Williams)は23歳の誕生日を迎えた6月29日、NBAのオクラホマシティ・サンダーと3年契約を更新した。総額2400万USD(約35億円)の大型契約となっており、若手バ...

車両の新規登録手数料、一部地域で引き上げ 行政区画再編で (4:36)

 財政省はこのほど、自動車およびバイクの新規登録手数料を定める通達第71号/2025/TT-BTCを発出した。同通達は2025年7月1日に発効した。  これにより、一部地域における9人乗り以下の自動車の新規登録手数料...

濁流にのまれかけた子どもを農業用ドローンで救出、農民男性お手柄 (4:27)

 南中部地方ザライ省イアトゥル村(xa Ia Tul)で3日昼ごろ、増水した川の中州に子ども3人が取り残されるという事故が発生した。もうだめかと思われたとき、ある男性が農業用ドローンを飛ばして子どもたちを救助。...

ホーチミン:宝くじ売りの女性が電線から転落で重傷 (3:23)

 ホーチミン市タイナム街区(phuong Tay Nam、旧ビンズオン省アンタイ街区)のアンタイ市場付近で4日午前9時ごろ、電柱によじ登って電線を渡ろうとした女性が転落するという出来事が発生した。  人々の叫び声...

エスタカヤ電子工業、台湾鴻海精密工業子会社に関連会社の持分譲渡 (2:05)

 半導体デバイス・モジュール製品及び産業用装置の開発・製造・販売などを手掛けるエスタカヤ電子工業株式会社(岡山県浅口郡)は、電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グルー...

ベトナム人ラッパーがNFTで音楽アルバムを発売、国内初 (5日)

 ベトナム人ラッパーのPjpoは6月3日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスの「ダゴラ(Dagora)」と協力し、NFT形式で音楽アルバム「131km」をリリースした。  NFTでの音楽アルバム発売はベトナムで初め...

ダナン:ヘリコプター遊覧ツアーを3年ぶり再開 (5日)

 南中部地方ダナン市で2日、ヘリコプター遊覧ツアーが正式に再開された。  国防省ベトナムヘリコプター総公社(VNH)傘下の北部ヘリコプター(VNH North)が運航するもので、景観鑑賞と最新の航空技術体験を融合...

北部最大のテーマパーク「ビンワンダーズ・ブーイエン」が開業 (5日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は1日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市ブーイエン島(dao Vu Yen)に北部最大規模となるテーマパーク「ビンワンダーズ

小型EVタクシー「レッツゴー」、開業1年で500万人輸送 (4日)

 小型電気自動車(EV)タクシーに特化した「レッツゴー・タクシー(Let’s Go Taxi)」は、2024年5月にサービスを開始してから1年間で約500万人を輸送し、走行距離は1500万kmに達した。  レッツゴー・タク...

テトラパック、ホーチミンで食品用紙容器工場の第2期を落成 (4日)

 食品用紙容器の開発・製造を手掛けるスウェーデンのテトラパック(Tetra Pak)は3日、ホーチミン市ビンタン街区(phuong Vinh Tan)の第2ベトナム・シンガポールA工業団地(VSIP2-A)工業団地にある食品用・飲料用紙...

サングループ、ホーチミンで社会・都市交通インフラ整備を提案 (4日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)はこのほど、ホーチミン市人民委員会に対して、社会インフラおよび都市交通インフラに関する複数の大型プロジェクトの投資を提案した。これらの案件は官民パー...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved