ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

「全ての経験が将来に繋がる」濱徹史さん/ゲストハウス経営

2016/09/05 08:40 JST配信

ベトナムで人材紹介を行う JellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。

今回お話を伺ったのは、ベトナムのホーチミン市ハノイ市、そしてタイのバンコクで ゲストハウスを経営する濱徹史(はまてつじ) さんです!

20代はバイクと車にはまり、フリーランサーとして活動。30代はサラリーマンとして店舗拡大を経験。40代でベトナムにはまり、そして今気づけば50歳だとか。

三度の飯より野球をこよなく愛する濱さんのこんがり焼けた肌と、ギラっと光る瞳の奥に、どんな思いが秘められているのでしょうか。

何もないところに何かを作り出すこと

―― こんにちは! 早速ですが、自己紹介からよろしくお願いします!

濱: こんにちは! ホーチミンのゲストハウス EZ STAY Saigon の管理人の濱徹史です! 実はここ、ホーチミンで唯一の日本人ゲストハウスなんですよ。

ちなみに、ハノイやバンコクにもEZ STAYグループのゲストハウスがありますし、京都には本物の町屋の旅館もあって、支配人をしています!

―― ホーチミンだけではなく、複数展開されているんですね。いつ頃からゲストハウス事業を始めたんですか?

濱: ホーチミンでは2年半くらい前からですかね。計画後すぐに実行するタイプなんで、やると決めたら早いんです!

5年前に、友達の友達繋がりでホーチミンに来ることになったんですけど、何もないところで自分で1から考えて始めるのが好きな自分には、ぴったりの場所でした。

過去の経験があるからこそ今がある

―― 持ち前の行動力と発想力でガンガン攻めてる濱さんですが、もともと旅行業や経営に興味があったんですか?

濱: もともとはフリーランスで記事を書いていました。その後は飲食店のスタッフや、スーパーバイザーとして働いていました。

―― 過去の経験と今のお仕事の繋がりを感じる部分はありますか?

濱: 会社という枠組みの中で学んだこともあるけれど、飲食、特に和食に携わった経験は、和の旅館である京都の経営に活きてると思います。おもてなしの精神とか、お茶とか・・・伝統的なものですよね。 過去の経験があったことで、今生活ができていると思います。

―― 確かに過去の経験が思わぬ形で活きることはありますよね。 では、今の経験を活かした将来の野望を教えていただけますか?

濱: ホーチミンにバッティングセンターを作ること!! というのは超個人的な野望です(笑)。ずっと野球をしてきたし、ベトナムでも野球が広まるといいなという願いはありますね。

仕事の面で真面目に話すならば、 アジア中にEZ STAYを作りたいです。 今はベトナムとタイに拠点があるので、それをどんどん広げて、日本人の方が頼れるような場所にしたいと思っています。そして、そこから始まる交流や出会いを大切にしたいです。

実際、今年の秋にはタイのチェンマイでもゲストハウスを始める予定です。

自由、でも真剣に

―― ところで濱さん、ホーチミンの生活は日本と比べてどうですか?

濱: 最高ですよ! この経済成長を肌で感じられることはもちろん、日本にはない人口ピラミッドから溢れ出る若者の活気とか。もちろん気候もいいですよね。あとは 人が適当な感じとか。

自分自身細かいことを気にしない性格ですし、すごく合ってますね。ベトナム人にベトナム人っぽいと言われるくらいですから(笑)

―― 確かに濱さんは、「自由」とか「適当」とか、そういう言葉がピッタリ合うイメージです!

濱: 自分のやりたいことを「自由」にやっていたとしても、それを真剣にやっていれば、見てくれる人がきっといて、きっとこの気持ちは伝わると思うんですよね。

絶対にどんなことをしていても将来へのきっかけになるとは思っています。 恐れるな! 挑戦せよ!

―― 最後にベトナムで就職・転職活動をされる方にメッセージをお願いします!

濱: 日本で経験を積むこと、海外でも経験を積むことは、最終的に自分の好きなところで好きなことをするために必要だと思います。

ひとつの会社だけとか、日本だけとか、そういう枠に縛られないで、もっと広い世界を見てみてください!

色々なことに挑戦してみればもちろん楽しいし、たとえ失敗してもそれも経験のひとつ! 絶対将来に活きますよ。 自信を持って挑戦する気持ちを大切にして欲しい です!

―― 貴重なお話と熱いメッセージ、ありがとうございました!

著者紹介
JellyfishHR Co.,Ltd
2013年8月から日系人材紹介会社としてベトナムに進出。現在「ハノイ」「ハイフォン」「ホーチミン」の3拠点にて、日系、非日系問わず人材紹介サービスを提供しており、常に100件を超える日本人向けのベトナム勤務の求人・仕事を保有している。
◆ホームページURL : https://jellyfishhr.jp
ベトナム求人・転職・就職をお考えの方はこちら
Voice ~ベトナム最前線で働く人の声~
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
「ザ・グランド・ホーチャム」、ベトナム人のカジノ入場が可能に (17:51)

 政府はこのほど、一定の条件を満たしたベトナム人に対し、国内の一部のカジノへの入場を認める決議第8号/2025/NQ-CPを公布した。同決議は即日施行された。  政府は、以下の3か所のカジノでベトナム人の入場...

朝日生命、地場生命保険会社を買収へ 初の海外保険会社のM&A (17:48)

 朝日生命保険相互会社(東京都新宿区)は、地場生命保険会社であるMVI生命(MVI Life、ハノイ市)を買収する手続きを開始することについて、MVI生命の親会社であるザ・マニュファクチャラーズ・ライフ・インシュア...

地場グレムシー、ホーチミンでUAVカメラ工場を着工 (16:13)

 無人航空機(UAV)向け撮影機器を製造する地場グレムシー(Gremsy)はこのほど、ホーチミン市のサイゴンハイテクパーク(SHTP)でUAV向けカメラモジュール生産工場を着工した。  工場は面積2万5721m2の敷地に建設...

貧しい人々の「最期の眠り」を見届けて20年、無償で葬儀を行う男性 (11/30)

 ホーチミン市ニャーベー村には、貧しい人々や身寄りのない人々の最期を見送ることに人生のすべてを捧げてきた男性がいる。  地元の人々は、ニャーベー村74集落の長であるレ・バン・サンさんを、親しみを込...

ベトナム企業の9割が国際貿易の拡大に自信、HSBC調査 (15:48)

 香港上海銀行(HSBC)が先般発表した国際貿易調査「グローバル・トレード・パルス2.0」によると、ベトナム企業の9割が今後2年間で国際貿易を拡大できると考えており、世界平均の87%をわずかに上回った。  同...

 ホーチミン:市内初の共同利用型AI研究拠点が運用開始 (14:52)

 地場総合インターネットメディア運営大手VNGコーポレーション[VNZ](VNG Corporation)とベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)は、市内にある本社ビル「VN

30年までのダナン市文化産業発展計画、芸術文化の中心地に (13:28)

 南中部地方ダナン市文化スポーツ観光局はこのほど、2030年までの同市の文化産業発展計画に対する専門家らの意見を聴取するワークショップを開催した。ミーケービーチの1kmの海岸を広大なキャンバスに見立てて、...

無印良品ホーチミン1号店がリニューアルオープン、国内最大旗艦店 (13:09)

 株式会社良品計画(東京都文京区)は27日、ホーチミン市にある1号店「ムジ・パークソン・レタントン(MUJI Parkson Le Thanh Ton)」(35Bis-45 Le Thanh Ton, phuong Sai Gon, TP. Ho Chi Minh)を国内最大の旗艦店...

シイエヌエス、NTQソリューションとDX・AIで協業 (12:13)

 アプリケーションシステムの設計・開発などを手掛ける株式会社シイエヌエス(東京都品川区)は、ICTソリューションを提供する地場NTQソリューション(NTQ Solution、ハノイ市)との間で、日本市場におけるデジタル...

25年の世界で最も人口が多い都市、ホーチミンは1400万人で20位 (6:04)

 国際連合はこのほど、世界の都市化に関する調査レポート「World Urbanization Prospects 2025」を発表した。レポートによると、インドネシアの首都ジャカルタは人口約4200万人で、世界で最も人口が多い都市とな...

2024年度の日本語教育実態調査結果、出身国別でベトナムが3位 (4:49)

 文部科学省の総合教育政策局日本語教育課はこのほど、2024年度の日本語教育実態調査に関する結果を発表した。文部科学省では、日本国内の外国人等に対する日本語教育の状況を把握するため、年に一度「日本語教...

ハノイ市人民委主席が健康上の問題で退任、後任は早稲田OBのタン氏 (4:47)

 ハノイ市共産党委員会副書記で、同市人民委員会主席を兼任するグエン・ドゥック・チュン氏が、突発的に発生した健康上の問題により退任することが決まった。同氏は中央政策戦略副委員長に転任することになって...

中国のスタバ「チャジ」が店舗網拡大、手話対応型店舗もオープン (4:36)

 中国のティードリンクチェーン「覇王茶姫(CHAGEE=チャジ)」は、ホーチミン市での事業拡大を加速しており、年内に21店舗を新たに出店する計画を明らかにした。同社はすでに市内で17店舗を展開しており、ベトナ...

ライフデザイン・カバヤ、ベトナム向け木造建築の製造者規格を発表 (3:31)

 建築工事の請負及び施工などを手掛けるライフデザイン・カバヤ株式会社(岡山県岡山市)は、2024年4月よりベトナム建設省傘下の建設科学技術研究所(IBST)とともに、ベトナム向け木造建築の製造者規格(TCCS)の策定...

SWCC、地場SACOMと日本総代理店契約 汎用巻線の競争力強化 (2:10)

 電線・ケーブルや電力機器部品、巻線などの製造販売を手掛けるSWCC株式会社(旧商号:昭和電線ホールディングス株式会社、神奈川県川崎市)のグループ会社で、電線・ケーブルを中心に取り扱う日本国内総合商社の...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved