ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第33回】ベトナム人の知っている日本食は?

2016/12/07 08:00 JST配信

ベトナム人は非常に親日で、日本の文化に非常に関心が高い点については、もう言うまでもないかもしれません。今回のテーマは、 ベトナム人と日本食 についてです。ベトナム人はどんな日本食を食べるのか、またその頻度はどのくらいなのか。16歳~49歳のベトナム人男女500人を対象に調査してみました。

日本食は好き?

日本食を食べたことのある人に「日本食は好き?」と聞くと 7割の人が「大好き」もしくは「好き」 と回答しています。外国の料理の中で 日本料理は最も人気のある料理の一つ かもしれません。

日本食を食べる頻度は?

日本食がベトナムで浸透しているかと言うと、必ずしもそうとは言い切れません。日本食を 「月に一度以上食べる」と回答した人はなんと全体の11% 、「6ヶ月以内」であっても2割に留まります。まだまだ日本食はほとんどのベトナム人にとって、非日常なもので、 「日本食を食べたことがない」人も4割に至る のが実情です。

「日本食が好き」というので、日本食レストランに連れて行ったら、「刺身が食べられない」、「実はよく日本料理を知らなかった」というのはよくある話です。様々なイメージやニュースから直感的に「日本料理も好き」と思い込んでしまっている傾向すらあります。

どんな日本食を食べるの?

ベトナム人が知っている、または食べたことのある日本料理はどのようなものでしょうか。圧倒的に知名度及び体験度が高いのは やはり「寿司」 です。 8割強の人が知っており、半分の人が食べたことがある ようです。

最近はベトナム人が経営する廉価な寿司屋も多く営業していることから、食べたことがある人の割合も高まってきています。 寿司に続くのが「抹茶」 で、これは抹茶ラテや抹茶アイスなどのデザートの影響で女性の知名度が高めです。

実はこれ以外の日本食となると、一気に食べたことがある人の割合は下がります。最近は多くの日系チェーンがベトナムに進出していますが、実際にベトナム人の目に留まるにはもう少し時間がかかりそうです。

一方で、 「たこ焼き」 のように急速に店舗展開が広がっているような日本食もあります。ベトナムのレストラン検索サイト Foody によると、ホーチミンだけでも既にたこ焼きを提供するレストランや屋台は67もあるそうです。元々ストリートフードの多いベトナムですので、こういった廉価で気軽に食べられる日本食は浸透しやすいかもしれません。

著者紹介
株式会社Asia Plus代表取締役社長 黒川賢吾

株式会社Asia Plus ( www.asia-plus.net )代表取締役社長。
NTT、ソニー、ユニクロにて海外マーケティングを担当。
2014年にAsia Plusを設立しベトナムマーケットリサーチサービス
「Q&Me( www.qandme.net )」を展開中


統計から見るベトナム
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
世界のステーキ店ベスト101、ハノイのヒバナ・バイ・光輝が選出 (9:17)

 ステーキレストランの世界ランキングを発表している「WORLD’S 101 BEST STEAK RESTAURANT」の2025年版で、ハノイ市の「ヒバナ・バイ・光輝(Hibana by Koki)」が54位に選出された。ベトナム

第13回越米国防政策対話、外交関係樹立30周年 (9日)

 ホアン・スアン・チエン国防次官と米国防総省インド太平洋安全保障担当のジョン・ノー国防次官補は8日、ベトナムと米国の13回目の国防政策対話を行った。両国は2025年で外交関係樹立30周年を迎える。  チエ...

ベトナムとアゼルバイジャン、戦略的パートナーシップに関係格上げ (9日)

 アゼルバイジャンを公式訪問したトー・ラム書記長は、同国の首都バクーで現地時間7日午後にイルハム・アリエフ大統領と会談した。1992年の外交関係樹立以来、ベトナム共産党書記長がアゼルバイジャンを訪問した...

世界のベトナム人街を訪ねて【ロンドン編】 (4日)

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。)  ロンドン:歌謡曲でムードたっぷり、街角カフェでベトナムコーヒーを1杯  国外に住むベトナム人、いわゆる越僑は、2024年末時点で世界130

ペトロリメックス社長、政府資本代表者の職務を一時停止 (9日)

 財政省は、石油・ガソリン小売最大手ペトロリメックス[PLX](Petrolimex)のダオ・ナム・ハイ社長について、政府資本代表者の職務を一時停止することを決定した。  

THACO、クアンナム省の自動車機械工業団地を拡張へ (9日)

 南中部沿岸地方クアンナム省人民委員会はこのほど、同省のチューライ・チュオンハイ拡張自動車機械工業団地のインフラ整備案件に関する投資方針を承認した。  投資主は、地場系コングロマリット(複合企業)...

タンソンニャット国際空港、開業間もない新ターミナルで雨漏り (9日)

 ホーチミン市タンソンニャット国際空港の第3旅客ターミナル(T3)で7日、雨漏りが発生した。投資総額11兆VND(約610億円)をかけて建設され、開業から1か月も経っていない新ターミナルでの出来事だった。  7日...

マングデン空港とバンフォン空港を全国空港開発計画に追加へ (9日)

 チャン・ホン・ハー副首相はこのほど、南中部高原地方コントゥム省で建設が計画されているマングデン空港と、南中部沿岸地方カインホア省のバンフォン経済区で建設が計画されているバンフォン空港を、「2050年...

ベトナム航空、アディエンと決済パートナーシップを拡大 (9日)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)はこのほど、オランダに本社を置き、決済プラットフォームを提供するアディエン(Adyen)との決済パートナーシップを拡大した。

ジエン商工相が主要企業と会合、米国との購買合意実施を加速へ (9日)

 相互関税への対応の一環として、米国側との交渉を担当するベトナム政府交渉団の団長を務めるグエン・ホン・ジエン商工相は7日、企業と会合を行い、米国との合意の実施促進について協議した。  会合に招へい...

ベトナム航空、インド・パキスタン衝突で欧州路線の飛行ルート変更 (9日)

 インドとパキスタンの衝突を受け、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、ベトナムと欧州を結ぶフライトの運行計画と飛行ルートの変更を発表した。  7日には、以

ホイアン:海岸で発見の古い木造船、数百年前に建造か (9日)

 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の海岸で2023年12月に発見された古い木造船は、数百年前に建造された古代船とみられている。同省文化スポーツ観光局は7日、木造船発見現場の監視と保護を関係機関に要請し...

地場企業、レイヤー1ブロックチェーンネットワークを開発へ (9日)

 地場ワンマトリックス(1Matrix)は6日、ベトナム人が設計・運営する国産のレイヤー1ブロックチェーンネットワークを開発・運営する計画を発表した。  同社は、企業や官民向けに包括的なブロックチェーンソリ...

村田製作所の生産子会社、ドンナイ省で新生産棟を着工 (9日)

 株式会社村田製作所(京都府長岡京市)の生産子会社であるムラタ・マニュファクチャリング・ベトナム・ホーチミンプラント(Murata Manufacturing Vietnam Co., Ltd. Ho Chi Minh Plant)は、新生産棟の建設を開始...

アイデム、地場リキベトナムと業務提携 外国人材への就職支援強化 (9日)

 総合人材情報サービスの株式会社アイデム(東京都新宿区)が展開するアイデムグローバルは4月22日、ベトナム最大手の日本語学校を運営するリキベトナム教育・貿易(Riki Viet Nam Education and Trading、ハノイ市...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved