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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でストップしていたベトナムからの海外労働者派遣が再開した。ホアンロンCMS社(Hoang Long CMS)はこれに先立つ6月中旬、約4か月ぶりにベトナム人労働者29人を台湾に送り出している。
台湾がベトナム人労働者の受け入れを再開したのは、両国が新型コロナを効果的に封じ込めているため。7月7日時点で台湾の感染者は累計449人(死者7人)、ベトナムの感染者は累計369人(死者0人)となっている。
ホアンロン社から台湾に派遣された29人は、14日間の隔離期間を経て、高雄市に本拠を置くバイクメーカーであるキムコ(Kymco)で就労を開始する。同社は6月と7月の2か月間で計70~80人を台湾に送り出す予定。
これについてホアンロン社の責任者は「台湾向け労働者派遣を再開できたことは嬉しい話題だが、ビザの取得が難しく、国際商用便も引き続き運航停止となっているため、特別便の運賃が非常に高額だ」とコメントした。
この他、韓国もベトナムからの労働者受け入れ早期再開を見越して、6月下旬から7月上旬にかけてハノイ市、南中部沿岸地方ダナン市、ホーチミン市の3大都市で韓国語能力試験を実施した。
なお、特に需要が多い日本市場については、ベトナムと日本の両国管轄機関が7月末または8月初めを目処にベトナムから日本への労働者派遣を再開できるよう交渉を進めている。