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- 職位・職務区分を改定する決定を公布
- 主要指導者が「四柱」から「五柱に」
- 序列5位の書記局常務が新たに追加
ベトナム共産党政治局は、政治システムにおける職位・職務区分を改定する決定第368号-QD/TWを公布した。同決定は9月8日から発効した。
同決定によると、中央から基層レベルまでの職位・職務区分は以下の4つのグループに分類される。
◇グループ1:党・国家・ベトナム祖国戦線の主要指導者および高級指導者
◇グループ2:政治局管理下の職位
◇グループ3:書記局管理下の職位
◇グループ4:各共産党委員会が管理する職位
国家の首脳陣に当たる主要指導者として、◇書記長、◇国家主席、◇首相、◇国会議長に加え、新たに書記局常務が追加された点が最大の変更点となる。
書記局常務はこれまでも、ベトナムの政治システムの中で「四柱」と呼ばれる国の首脳陣4人(書記長、国家主席、首相、国会議長)に次ぐ序列5位の要職となっていたが、今回の決定により、国家の首脳陣は正式に「四柱」から「五柱」に変更された。
なお、高級指導者には、◇政治局員、◇書記局員、◇ベトナム祖国戦線中央委員長、◇各中央委員長、◇中央官房長官、◇ホーチミン国家政治学院(HCMA)学長、◇国家副主席、◇副首相、◇国会副議長、◇最高人民裁判所長官、◇最高人民検察院検事総長が含まれる。従来と比べて、◇各中央委員長、◇中央官房長官、◇HCMA学長が新たに追加された。