13日朝、郡書記、村書記など地元幹部列席のもと行われたハノイ市Dong Anh郡Kim No村のゴルフ場建設起工式で、建設に反対する地元住民ら約400人が会場を取り囲み、約300名の列席者に棍棒・投石などで襲撃し、少なくとも警察官20人と警備員10人の合わせて30人の負傷者が出た。
主催者側はこれまでの経緯から150人の警察官と100人の警備員をあらかじめ会場に配備していたにもかかわらずこのような事態に発展したことを受け、ハノイ市書記は緊急に関係各局の担当者を招集し住民への対処方法を協議した。
この反対行動による影響で式典は一時中止となった。
[Dong Anゴルフ場建設計画の経緯]
Dong Anゴルフ場建設計画は1995年9月第559/TTg号の首相決定により建設が決まりKim No村内の土地128ヘクタールを建設用地として韓国のDaeha社に使用を許可した。その後1995年10月から1998年12月までの間にDeaha社は国とハノイ市が規定した立退き費用を全額支払った。
1998年12月4日、立退き補償金を受取ったKim No村住民と地元行政はDeaha社に建設用地を明渡し、Deaha社は土地整備に着手し、建設用地の周りに柵を設置した。
しかしながら、1999年2月になりDaeha社は財政問題から建設計画を一時凍結し、2003年6月投資計画省は最終的にDeaha社の代わりにタイ系のNoble社に投資許可書第628B/GP号を発給した。
2003年11月18日Noble社はKim No村立退き協議会を通じ立退き住民へ25億ドン(約1670万円)を支払い、さらに2003年12月1日Dong Anh郡人民委員会はNoble社に対しKim No村のインフラ整備費用補助を求める公文書第532/CV号を公布しNoble社はこれに同意し費用補助を保証した。
しかしその後も計画は進まず、Noble社は開発状況が遅れている同案件の開発を進めるためハノイ市とDong Anh郡に対し住民側との妥協案を示し承認されたが、Kim No村、Dong Anh郡の住民はこれらの案に同意せず、同時に立退き補償金の上乗せ、家屋解体費用の補助などを求めたため、計画は依然進展しなかった。
これらの理由には以前Deaha社は住民側と立退き期限前の立退きを完了した世帯に対しゴルフ場完成後に世帯の1人を1ヶ月40万ドン(約2670円)で雇用すると保証しており、住民らはこれをNoble社に対しても要求し、さらにゴルフ場完成前にも失業補助金として規定給料の70%を支払うように要求したことによる。
この事態にハノイ市とDong Anh郡人民委員会は数度に渡り住民側に立退き政策の妥当性を説明しており、住民らの要求しているゴルフ場完成前の失業補助金要求は妥当でないとする意見を表明していた。
しかしその後ハノイ市人民委員会は長引く問題に終止符を打つべくNoble社に住民1世帯あたり600万ドン(約4万円)を追加補助するともに、Kim No村人民委員会の施設改善や村内道路を建設する費用の追加負担(合計150億ドン)を求める住民側意見を認めていた。
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ベトナムではこのような抗議行動は正式に禁止はされていないものの当局の厳しい監視下に置かれている。
経済開放を行った1990年代ごろからこのような抗議行動が多く見られるようになったが、ほとんどが農村部で地元行政当局の土地の強制収用または汚職に端を発することが多い。

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