ハノイ市都市環境公社は、同市で毎日平均2500トンのゴミを収集し、市内から約50キロ離れたソクソン郡のナムソンごみ埋め立て場に運んで処理している。同社によると、同市のごみ排出量は近年、年平均15%ずつ増加しており、このままでは2010年にナムソンごみ埋め立て場は満杯となり、2015年には他の埋め立て場も満杯状態になるという。
ハノイの各家庭から出されるごみの中で、ビニール袋は毎日約200トンも排出されており、環境に悪影響を及ぼし、ゴミ埋め立て場を急速に満杯にさせる原因となっている。同社は市内の2つの地域で、ごみ袋を配布し分別収集を試験的に実施しているが、高い経費と市民の意識不足が障壁となって、普及には至っていない。